2023年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、WBC1次ラウンドの日本で韓国の選手が見せた無気力プレーを母国メディアが非難した記事を取り上げる。
記事初掲載:2023年3月11日
――◆――◆――
汚名を返上したかに思われたが、ふたたび辛辣な批判を浴びている。
3月10日に東京ドームで開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールB第2戦で、韓国代表は日本代表と対戦。3回に3点を先取するも、その裏に4点を奪われて逆転を許すと、侍ジャパンの勢いを止められず、4対13の惨敗を喫した。
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前日のオーストラリア戦(7対8)に続いて連敗となった韓国で、またも糾弾されているのが、「7番・DH」で先発したカン・ベクホだ。その豪州戦では代打で起用され、二塁打を放ったにもかかわらず、塁上で派手なガッツポーズをした瞬間に足がベースから離れてまさかのタッチアウト。衝撃的なミスに、厳しい非難の声に晒された。
負ければ崖っぷちに立たされるこの日本戦では、名誉挽回とばかりに、第1打席で先発のダルビッシュ有から左中間を破るツーベースヒット。続くヤン・ウィジアの2ランホームランで先制のホームを踏む活躍を見せていた。
ところが、6回表の攻撃で1ボール・2ストライクからハーフスイングをしたカン・ベクホは、ボールが逸れたにもかかわらず、すぐに一塁へ走ろうとせず、捕手の中村悠平にタッチされて空振りの三振となった。最初から全力で走っていれば、振り逃げになっていた可能性があったため、母国メディア『スポーツ韓国』はこのプレーを問題視。「反省していないカン・ベクホは走らなかった。太極旗(韓国国旗)をつける資格があるのか」と指弾した。
「カン・ベクホは、今度は振り逃げの状況で走らなかった。バッターボックスにぼんやりと立って遠い所を眺めていた。再び独り善がりの態度を見せたのだ」
このシーンを「失望させた」「全力で一塁に走らなければならない状況だった」と酷評した同メディアは、批判を浴びた東京オリンピックの“ガム噛み騒動”を取り上げ、こうこき下ろした。
「カン・ベクホは東京オリンピックのドミニカとの3位決定戦でも、リードを奪われた状況で、ダッグアウトでガムをかんで国民から叱咤を受けた。太極旗をつけた選手がもう少しひたむきな姿を見せてくれたら、という国民感情だった。しかし、(今大会前に行なわれた親善試合の)オリックス戦で緩慢な走塁をし、オーストラリア戦でセレモニーアウト。今度は振り逃げの状況で走らなかった。カン・ベクホに太極旗は相応しくない」
すっかり評価を落としてしまった23歳のスラッガーは、残りの試合で失地回復の活躍を見せられるか。
構成●THE DIGEST編集部
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記事初掲載:2023年3月11日
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汚名を返上したかに思われたが、ふたたび辛辣な批判を浴びている。
3月10日に東京ドームで開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールB第2戦で、韓国代表は日本代表と対戦。3回に3点を先取するも、その裏に4点を奪われて逆転を許すと、侍ジャパンの勢いを止められず、4対13の惨敗を喫した。
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前日のオーストラリア戦(7対8)に続いて連敗となった韓国で、またも糾弾されているのが、「7番・DH」で先発したカン・ベクホだ。その豪州戦では代打で起用され、二塁打を放ったにもかかわらず、塁上で派手なガッツポーズをした瞬間に足がベースから離れてまさかのタッチアウト。衝撃的なミスに、厳しい非難の声に晒された。
負ければ崖っぷちに立たされるこの日本戦では、名誉挽回とばかりに、第1打席で先発のダルビッシュ有から左中間を破るツーベースヒット。続くヤン・ウィジアの2ランホームランで先制のホームを踏む活躍を見せていた。
ところが、6回表の攻撃で1ボール・2ストライクからハーフスイングをしたカン・ベクホは、ボールが逸れたにもかかわらず、すぐに一塁へ走ろうとせず、捕手の中村悠平にタッチされて空振りの三振となった。最初から全力で走っていれば、振り逃げになっていた可能性があったため、母国メディア『スポーツ韓国』はこのプレーを問題視。「反省していないカン・ベクホは走らなかった。太極旗(韓国国旗)をつける資格があるのか」と指弾した。
「カン・ベクホは、今度は振り逃げの状況で走らなかった。バッターボックスにぼんやりと立って遠い所を眺めていた。再び独り善がりの態度を見せたのだ」
このシーンを「失望させた」「全力で一塁に走らなければならない状況だった」と酷評した同メディアは、批判を浴びた東京オリンピックの“ガム噛み騒動”を取り上げ、こうこき下ろした。
「カン・ベクホは東京オリンピックのドミニカとの3位決定戦でも、リードを奪われた状況で、ダッグアウトでガムをかんで国民から叱咤を受けた。太極旗をつけた選手がもう少しひたむきな姿を見せてくれたら、という国民感情だった。しかし、(今大会前に行なわれた親善試合の)オリックス戦で緩慢な走塁をし、オーストラリア戦でセレモニーアウト。今度は振り逃げの状況で走らなかった。カン・ベクホに太極旗は相応しくない」
すっかり評価を落としてしまった23歳のスラッガーは、残りの試合で失地回復の活躍を見せられるか。
構成●THE DIGEST編集部
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