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「オオタニが与えたパンチは痛かった」大谷争奪戦の敗北でよりダメージが大きかったのは? メジャーFA市場の「勝者と敗者」に脚光

THE DIGEST編集部

2023.12.20

プロスポーツ史上最高額となる7億ドルでドジャースに新天地を求めた大谷。(C) Getty Images

プロスポーツ史上最高額となる7億ドルでドジャースに新天地を求めた大谷。(C) Getty Images

 メジャーリーグのフリーエージェント(FA)市場は、10年総額7億ドル(約1015億円)でドジャースに入団した大谷翔平の超大型契約が話題をさらったが、その後も続々と各球団の大型補強のニュースが飛び込んできている。そんななか、米メディア『Bleacher Report』は「これまでのフリーエージェント市場の最大の勝者と敗者」と題した記事を配信。ここまでのFA取引で優位に立った球団、選手と、後手に回ってしまった球団を挙げている。

【画像】WBC優勝からドジャース移籍まで! 大谷翔平、2023年の軌跡
 まず勝者に挙げられたのは、セントルイス・カージナルス、ニューヨーク・ヤンキース、ロサンゼルス・ドジャースの3球団のほか、フアン・ソトと大谷。カージナルスは先発ローテーションの強化に成功し、ヤンキースはサンディエゴ・パドレスから強打者のフアン・ソトを獲得。そしてドジャースは二刀流スターを熾烈な争奪戦の末に獲得してみせた。

 ソトを勝者に挙げた理由としては、「史上最高の打者の一人であり、野球界最大の市場と最も歴史ある球団で自分の実力を証明するチャンスを手にしている」と言及。また大谷に関しては「(プレーオフ常連のドジャースが)大谷の出した条件に応じて彼と契約するつもりだったら、一体どうやって彼がノーと言うのか?」として、契約は必然だったと見解を示した。

 一方で敗者には、テキサス・レンジャーズ、パドレス、シアトル・マリナーズのほか、大谷の獲得に失敗したトロント・ブルージェイズとサンフランシスコ・ジャイアンツ、さらに大谷を失うこととなったロサンゼルス・エンジェルスが挙げられている。

 ジャイアンツに関しては、なんとか韓国人スラッガーのイ・ジョンフの獲得に漕ぎつけられたが、ブルージェイズはソト獲得へ軸足を移すこともできず「オオタニがジャイアンツに与えたパンチより痛かった」と指摘。エンジェルスには「首を振って『売ればよかった、アルテ』とつぶやくしかないほどだ」と言及した。

構成●THE DIGEST編集部
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