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「攻撃の中心に据える必要がある」カブス鈴木誠也に専門メディアから主軸として大きな期待! 打線での“地位確立”を求める声も

THE DIGEST編集部

2023.12.29

昨季は後半戦に存在感を示した鈴木。さらなる進化に期待が寄せられている。(C) Getty Images

昨季は後半戦に存在感を示した鈴木。さらなる進化に期待が寄せられている。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也は、メジャー2年目となった2023年シーズン、出場試合数や打撃3部門などの成績において、いずれもルーキー時のそれを上回った。キャンプ時に脇腹を痛めたことにより、開幕は出遅れたものの規定打席にも到達し、カブス打線の中軸を担った。
 
 シーズン序盤から夏場までは好不調の波が大きく、スタメンから外れるゲームもあった鈴木だが、8月中旬からは10試合連続安打もマークするなど調子を上げ、9月は月間打率.375と驚異的な数字を残した。後半戦はそのバットで最後までプレーオフを争ったカブスを牽引している。

 カブス専門サイト『CUBBIESCRIB』は現地時間12月28日、来季の活躍も期待される鈴木の特集記事を配信。その中で、「カブスは2024年にセイヤ・スズキを攻撃の中心に据える必要がある」と綴っている。

 同メディアは、鈴木の今季終盤のパフォーマンスに触れながら、「162ゲームのシーズンでそれを維持するように求められる」として、コンスタントな成績を残すことが必要であると主張。また、6月から不調に陥ったことなどを指摘し、「一貫性は、2年目の外野手にとって大きな問題だった」と振り返っている。

 その上で、8・9月で再び打率が向上したことには「シカゴの打線で圧倒的な力を発揮した」と評価。さらに「期待されているのは、彼がシーズンを通してそのような数字を残せるかどうかだ」と見通している。

 トピックの中では今季の、ハードヒット率、打球速度などの指標が高い数字であることや、選球眼の良さなどを挙げながら、来季さらなる活躍への期待を以下のように綴っている。

「ロースターを再編成し、必要な補強、すなわちインパクトのある1、2番打者を加える時間はまだあるが、スズキが攻撃的な力としての地位を確立し続けなければ、2024年にカブスが山場を乗り越え、2018年以来となるポストシーズン進出を果たす方法はない」

 カブスは今オフ、新たにクレイグ・カウンセル監督が就任し、また主力選手のFAなどもあり、ラインナップが大きく変わる可能性も少なくない。メジャー3年目となる鈴木はこれまで以上に、首脳陣や現地メディア、ファンからの期待を、シーズンを通して背負うこととなるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】鈴木誠也の2023年全20ホームラン!
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