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【どこよりも早い2024ドラフト候補ランキング│11~20位】高校生No.1左腕の呼び声高い八戸学院光星・洗平はさらなる成長に期待<SLUGGER>

西尾典文

2024.01.03

洗平は豪快な投球フォームも魅力。センバツで一気に評価を高める可能性も十分ありそうだ。写真:西尾典文

 ドラフト会議が終わってまだ間もないが、すでに12球団のスカウトたちは来年のドラフトへ向けて動き出している。年間400試合以上もアマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、現時点での24年ドラフト候補ランキングを選定した。今回は20位から11位を紹介しよう。

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▼20位:箱山遥人[捕手・健大高崎高]
(はこやま・はると/右投右打)
将来像:木下拓哉(中日)
 強肩強打の高校生ナンバーワンキャッチャー。1年春から不動の正捕手となり、昨年春のセンバツでもチームは初戦で敗れたが、攻守に高レベルなプレーを見せた。地肩の強さだけでなく、ハンドリングやフットワークも高校生とは思えないレベルにある。打撃も広角に強い当たりを放ち、長打力も申し分ない。貴重な強打の捕手として楽しみな存在だ。
タイプ診断:#強肩強打 #経験豊富

▼19位:今朝丸裕喜[投手・報徳学園高]
(けさまる・ゆうき/右投右打)
将来像:才木浩人(阪神)
 レベルの高い近畿でもスケールではナンバーワンの呼び声高い大型右腕。昨年春のセンバツでは投手陣の一角としてチームの準優勝にも大きく貢献した。まだ細身だが、スムーズな流れのフォームでシャープな腕の振りは一級品。秋の練習試合では150キロもマークしたとの話だが、上背に見合う筋力がついてくれば将来的には150キロ台中盤も狙えるだけのスケールの持ち主だ。
タイプ診断:#スケール大 #器用

▼18位:岩崎峻典[投手・東洋大]
(いわさき・しゅんすけ/右投右打/履正社高)
将来像:西勇輝(阪神)
 履正社では2年夏に甲子園優勝に大きく貢献。東洋大でも順調にスケールアップし、昨年は150キロの大台も突破した。躍動感あふれるフォームで、ストレートも変化球もしっかり腕を振って操ることができる。走者を背負っても落ち着いて投げられるのも持ち味だ。中盤以降球威が落ちるのが課題だけに、今年はスタミナ面を強化して先発としてフル回転の活躍を期待したい。
タイプ診断:#甲子園の星 #強気の投球
▼17位:麦谷祐介[外野手・富士大]
(むぎたに・ゆうすけ/右投左打/大崎中央高)
将来像:丸佳浩(巨人)
 地方大学で注目を集めている強打の外野手。高校時代は脚力が目立つ存在だったが、大学でパワーアップして強打者へと成長した。昨年は大学選手権で下村海翔(青山学院大→阪神1位)、明治神宮大会で常広羽也斗(青山学院大→広島1位)からともにホームランを放つなど大活躍。センターから見せる強肩も大きな魅力で、外野手としての総合力の高さは大学全体でもトップクラスだ。
タイプ診断:#赤丸急上昇 #ドラ1キラー

▼16位:佐々木泰[三塁手・青山学院大]
(ささき・たい/右投右打/県岐阜商)
将来像:松田宣浩(元ソフトバンクなど)
 県岐阜商でも3年時の甲子園交流試合で一発を放って注目を集めた強打の三塁手。青山学院大でも1年春にいきなり4本塁打を放って、神宮を沸かせた。2年からは厳しいマークにも苦しみ、調子の波は目立つものの、強烈に引っ張る打撃は大きな魅力。最終学年は課題の確実性をアップさせて、目標と語るドラフト1位指名を狙いたい。
タイプ診断:#強打のサード #スーパー1年生
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洗平に勝るとも劣らない生光学園・川勝のポテンシャル