MLB

「ドジャースは『A』」米放送局がオフの補強動向を中間査定!前田健太のタイガース、松井裕樹のパドレスは? 大谷翔平が退団のエンジェルスは最低『F』ランク

THE DIGEST編集部

2024.01.02

今オフに大谷(左)と山本(左から2人目)がドジャースに、前田(右から2人目)がタイガースに、松井(右)がパドレスに移籍している。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)、(C)Getty Images

 米放送局『CBS Sports』は12月31日にMLB30球団の補強動向を中間査定し、大谷翔平や山本由伸、タイラー・グラスノーらを獲得したロサンゼルス・ドジャースに最高評価となる『A』判定を付けた。また、前田健太が加入したデトロイト・タイガースは『C』、松井裕樹が移籍したサンディエゴ・パドレスは『D』評価とした。

【PHOTO】大谷翔平も加入したドジャースに入団決定!ユニホームを身に纏い会見を行った山本由伸の厳選ショット!

 ドジャースが最高評価タイだった。「ショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモトという今冬のトップ選手2人と契約。オフシーズンの評価は問答無用で『A』だ。健康体であれば球界最高クラスの先発グラスノーの獲得がおまけに感じられるほど、オオタニ&ヤマモトとの契約が際立っている。ドジャースには23年に低迷したとも言えるが、それでもレギュラーシーズンで100勝を挙げている。この先数年は優勝候補と見るのが妥当だろう」と理由を説明している。

 ドジャースと同じ『A』判定だったのは、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、アトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・ヤンキースの3球団だ。ダイヤモンドバックスは「エデュアルド・ロドリゲス投手、エウヘニオ・スアレス三塁手を獲得。ルルデス・グリエル外野手の残留も見逃せない」と評し、「すでに完成されたチームで、アップグレードは限られている」と評価したブレーブスや、「ホアン・ソトとトレント・グリシャムをトレードで獲得し、新加入のアレックス・ベルドゥーゴ、ビクター・ゴンザレスも貢献者になるはずだ」と評したヤンキースも『A』評価となった。
 
 一方、最低の『F』評価だったのが、クリーブランド・ガーディアンズ、マイアミ・マーリンズ、ミネソタ・ツインズ、ロサンゼルス・エンジェルスだった。大谷が退団したエンジェルスについては、「ブレイク・スネルやJD・マルティネスらの獲得の噂があり、補強の本格化はこれからかもしれない。現状、リリーバー(アダム・コラレック、アダム・シンバー、ルイス・ガルシア)に加えて、エバン・ホワイト一塁手、アルフォンソ・リバス一塁手兼外野手、ウィリー・カルフーン外野手と低額の補強を繰り返している。昔から野球チームは"勝利"か"希望"が売り物だとされているが、今のエンジェルスはその両方とも失っている」として、最低評価を付けている。

 また、前田が加入したデトロイト・タイガースは、「マーク・キャンハ、ジャック・フラハティ、ケンタ・マエダ、アンドリュー・チャフィンという有能なベテランを獲得。エキサイティングではないが堅実だ」として、まずまずの『C』評価。松井裕樹が新加入したサンディエゴ・パドレスは『D』判定とし、「ホアン・ソトのトレードでの放出は理由が理解できても、前向きとは言えないものだった。ユウキ・マツイとジェレマイア・エストラーダの獲得は、気の利いた補強になる可能性があるが、数か月前のロースターと比べると悪くなっているように感じる」と評した。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「大谷翔平は特別な才能」「山本由伸は信じられないほどの投手」ドジャース救援投手が絶賛! 日本人選手が加わる新シーズンを心待ち

【関連記事】「大谷翔平はどこへ行っても観衆を魅了する」MLB公式が各球団の24年を予想「トラウトはなぜ同世代最高の選手なのか証明するはず」

【関連記事】ヤクルト田口麗斗がメジャーへ?「早ければ来オフにも実現する可能性が」MLB移籍専門サイトが報道「24年シーズンに好成績を残せば」