MLB

「オオタニ個人の寄付金はいくら?」ドジャースと共同寄付する能登半島地震の”支援金”に米放送局が興味津々「スーパースターは復興のため何でも協力する」

THE DIGEST編集部

2024.01.06

ドジャースと共同寄付で能登半島地震の被災者支援を表明した大谷。その行動は米メディアで大きな注目を集めている。(C)Getty Images

 野球界を牽引するスーパースターの超一流の振る舞いに称賛が止まない。

 1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度7を記録する巨大地震「令和6年能登半島地震」が発生した。津波や火災による災害を含め、能登地方とその周辺地域は壊滅的な状況に陥り、被害の深刻さは日を追うごとに明らかとなった。今回の地震による死者は6日午後4時の時点で石川県内であわせて126人が確認され、重軽傷者は県内全体で少なくとも516人にのぼっているという。

 元日の日本列島を襲った未曾有の震災。傷ついた被災地への復興に向け、球界の顔は即行動に移した。

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は1月5日、自身の公式インスタグラムに球団と協力して、今回の能登半島地震による被災地に寄付金を贈ると発表。大谷とドジャース、そして同球団を所有するグッゲンハイム・ベースボールは「被災地への支援として100万ドル(約1億4500万円)を寄付する」と共同声明のなかで明かし、大谷は個人での寄付も併せて発表(金額は非公表)。被災地の1日でも早い復興を願った。
 
 球界スーパースターの桁違いな寄付活動には、米メディアから驚きの声が沸き起こっている。例えば、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるテレビ局『KABC-TV』は、能登半島地震の甚大な被害状況を映像で配信したうえで、大谷とドジャースが発表した共同声明を紹介。「ロサンゼルス・ドジャースのショウヘイ・オオタニが日本の地震救援活動に100万ドルを寄付すると約束した」と大々的に報じ、グラウンド外でのヒーローぶりに喝采を送っている。

 同局は「ドジャースと新たに契約を交わした二刀流スターが、日本の地震救援活動に対して多額の寄付を行なう。球団との共同寄付で、オオタニ個人の金額は明らかにしなかったが、母国である日本の石川県能登地方への支援を彼は電撃的に発表した」と伝え、偉才の行動力に感嘆している。

 被災地に寄り添う大谷の声明は、米大手メディアも見逃していない。米スポーツ専門局『CBS Sports』は「ショウヘイ・オオタニがドジャースと提携し、大地震に見舞われた日本へ支援金を送る」と配信。二刀流スターの復興活動に注目した。
NEXT
PAGE
被災地支援へ「オオタニは惜しげもなく財力を使う」