MLB

「大谷翔平は困難な時代の希望の光」約1億4500万円の破格な被災地支援に反響拡大! “グラブ約6万個寄贈”の振る舞いがアジアメディアで再脚光!

THE DIGEST編集部

2024.01.07

球団と共同で能登半島地震の被災地支援を表明した大谷。その巨額な寄付金は世界に衝撃を与えた。(C)Getty Images

 野球界を代表するスーパースターの母国支援の反響は、世界中に広がっている。

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が1月5日、自身の公式インスタグラムを更新し、元旦の日本列島を襲った巨大地震「令和6年能登半島地震」の被災地支援を表明。球団と共同して寄付金を贈ると発表した。

 大谷は石川県能登地方と、その周辺地域を襲った未曾有の震災に心を痛めた。日に日に明らかになる深刻な被災状況を知った偉才は、インスタの文面にドジャースとの共同寄付を明記したうえで、「復興活動に参加してくださった方々に感謝するとともに、今後も私たちが団結していき被災された方々を支援していきたいと願っています。行方不明者の早期発見と被災地域の復興を心より願っています」と誓った。

 被災地に送る共同寄付金は、なんと100万ドル(約1億4500万円)という破格な額。しかも、非公表ながら大谷個人からも寄付があるという。
 
 野球界の枠を超えた慈善活動には海外も驚きを隠せなかった。特にアジアメディアでは、大谷の迅速な行動力に大きな関心が寄せられている。

 例えば、パキスタン最大の英字新聞『The News』は「ショウヘイ・オオタニが日本の地震被災者に100万ドル以上を寄付する。彼は『被災者をサポートするために私たちが団結し続けたい』と語った」と報道。大谷が表明したインスタの文面を引用しながら、偉才の振る舞いに賛辞を送る。

 国際ニュースを幅広く扱う香港の新興ニュースメディア『BNN Breaking』は「ショウヘイ・オオタニとドジャースが、日本の地震被災者を支援するために寄付に動いた」と銘打った見出しでニュースを配信。興味深く、その経緯を説明した。

 記事を執筆したサルマン・カーン記者は「13年前の東日本大震災級となるマグニチュード7.6、最大震度7を記録した巨大地震が1月1日の午後4時10分ごろ、石川県能登半島で発生した。同地域では津波が街をのみ込み、大きな損壊を与えた」と前置きしたうえで、「この寄付は、ドジャースとの7億ドル(約1015億円)という歴史的な契約に続く、オオタニの母国を支援するための新たな取り組みである」と指摘する。

 ゆえに、「球団はオオタニと協力し、日本の被災地の復興活動を大きく支援することを目指している。日本人スターとドジャースによる一致団結した努力だ」と記し、大谷の復興活動を称賛している。
NEXT
PAGE
大谷の一貫した支援は日本との深いつながりと、地域社会への恩返し