ロサンゼルス・エンジェルスが“チームの改造”に乗り出す。今シーズンから監督に就任したロン・ワシントン監督のもと、一塁コーチに就任したボー・ポーターが中心となって、積極的な走塁を浸透させていくという。
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米メディア『The Athletic』が1月9日に配信した記事でポーターコーチは、「チームとして走塁面を重視していく。エンジェルスのこの課題点を改善できると認識している。走塁で大きな脅威になりたい」と語った。
2023年シーズンのMLBでは、盗塁数が22年比で41パーセントも増加した。これは23年から投球間の時間を短縮するピッチロックが導入され、けん制回数制限やベース拡大による塁間幅が短縮された影響によるものだ。
しかし、23年のエンジェルスの盗塁数はア・リーグ最下位の「72」。ルール変更前の22年の「75」から「3」も減ってしまったのだ。エンジェルス専門メディア『Halos Today』もポーターコーチのコメントを引用する形で、「大多数のチームは新ルールが攻撃的な盗塁戦術に適していると認識していたが、23年のエンジェルスは消極的だった」と指摘した。
ポーターコーチは、エンジェルスの中心選手マイク・トラウトにも「積極的な盗塁を促していく」という。『Halos Today』は、「トラウトはキャリアの初期、盗塁を武器にしていた。12年に49の盗塁を成功させ、13年は33、16年も30を記録。しかし、年齢に加えてコーチ陣の理念の変化もあって、20年以降は年に1~2つしか成功させていない」として、「近年は怪我に悩まされてきたが、ふたたび走塁で躍動させることはチームの命題だ」と、トラウトに積極的な盗塁を期待した。
「23年のエンジェルスは、走者を還すのに苦労し続けた。よりアグレッシブな戦術に変えることで、相手投手にもプレッシャーをかけられるだろう。走者が進めば、重要な場面で得点できる機会も増えていくはずだ」
23年のエンジェルスでもっとも盗塁を成功させたのは、20回の大谷翔平だった。大谷に次ぐ2位タイの6回がレイス・レンヒーフォとミッキー・モニアックで、4位が5回のザック・ネト、5位が4回のテイラー・ウォード。一番走った大谷が退団した24年シーズンは、チーム全体で盗塁数を増やしていくプランを描いている。
構成●THE DIGEST編集部
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米メディア『The Athletic』が1月9日に配信した記事でポーターコーチは、「チームとして走塁面を重視していく。エンジェルスのこの課題点を改善できると認識している。走塁で大きな脅威になりたい」と語った。
2023年シーズンのMLBでは、盗塁数が22年比で41パーセントも増加した。これは23年から投球間の時間を短縮するピッチロックが導入され、けん制回数制限やベース拡大による塁間幅が短縮された影響によるものだ。
しかし、23年のエンジェルスの盗塁数はア・リーグ最下位の「72」。ルール変更前の22年の「75」から「3」も減ってしまったのだ。エンジェルス専門メディア『Halos Today』もポーターコーチのコメントを引用する形で、「大多数のチームは新ルールが攻撃的な盗塁戦術に適していると認識していたが、23年のエンジェルスは消極的だった」と指摘した。
ポーターコーチは、エンジェルスの中心選手マイク・トラウトにも「積極的な盗塁を促していく」という。『Halos Today』は、「トラウトはキャリアの初期、盗塁を武器にしていた。12年に49の盗塁を成功させ、13年は33、16年も30を記録。しかし、年齢に加えてコーチ陣の理念の変化もあって、20年以降は年に1~2つしか成功させていない」として、「近年は怪我に悩まされてきたが、ふたたび走塁で躍動させることはチームの命題だ」と、トラウトに積極的な盗塁を期待した。
「23年のエンジェルスは、走者を還すのに苦労し続けた。よりアグレッシブな戦術に変えることで、相手投手にもプレッシャーをかけられるだろう。走者が進めば、重要な場面で得点できる機会も増えていくはずだ」
23年のエンジェルスでもっとも盗塁を成功させたのは、20回の大谷翔平だった。大谷に次ぐ2位タイの6回がレイス・レンヒーフォとミッキー・モニアックで、4位が5回のザック・ネト、5位が4回のテイラー・ウォード。一番走った大谷が退団した24年シーズンは、チーム全体で盗塁数を増やしていくプランを描いている。
構成●THE DIGEST編集部
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