MLB公式のブライアン・マーフィー記者は１月10日、「次のトリプル・クラウン（三冠王）になるかもしれないスター選手」という記事で、本命候補にロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平を挙げた。

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「忘れてはいけないのは、（ロサンゼルス・エンジェルス時代の）2023年８月の時点でオオタニにトリプル・クラウンのチャンスがあったことだ。ドジャースで２番に入るにせよ、打点の機会は増えるはず。これまでの達成者の打順は３番か４番がほとんどだが、22年のアーロン・ジャッジ（131打点）、15年のジョシュ・ドナルドソン（123打点）、14年のマイク・トラウト（111打点）と、近年では２番打者でも打点を稼いでいる」

　ドジャースでの大谷の打順は２番か３番と予想されているが、いずれの場合でも大谷は結果を出すと予想。続けてマーフィー記者は、「野球のダイヤモンド上で、オオタニにできないことは何もないと分かっている以上、二度の満票MVPに輝いたオオタニのトリプル・クラウン達成を否定する根拠はどこにもない」と大きな期待を寄せている。
  　また、大谷と同じ本命には、ジャッジとホアン・ソト（いずれもニューヨーク・ヤンキース）、ヨーダン・アルバレス（ヒューストン・アストロズ）を挙げた。対抗には、フレディ・フリーマン（ドジャース）、コリー・シーガー（テキサス・レンジャーズ）、ブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）、ブライス・ハーパー（フィラデルフィア・フィリーズ）を選出している。

　大穴には、ロナルド・アクーニャJr.（アトランタ・ブレーブス）、ムーキー・ベッツ（ドジャース）、フェルナンド・タティースJr.（サンディエゴ・パドレス）、フリオ・ロドリゲス（シアトル・マリナーズ）、マイク・トラウト（エンジェルス）、ポール・ゴールドシュミット（セントルイス・カーディナルス）を挙げた。

　MLBの三冠王は打点が公式記録に採用された1920年以降、10人の選手が達成。2000年代では、12年にミゲル・カブレラ（デトロイト・タイガース）が45年ぶりに達成して以来、誰も成しえていない。マーフィー記者が本命候補に入れた大谷は、24年シーズンはドジャースの一員として打者に専念するため、大きな期待がかかっている。

構成●THE DIGEST編集部

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