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24年サイ・ヤング賞候補に千賀滉大&山本由伸ランクイン「エースレベルの素質を持っている」MLB公式記者が選定

THE DIGEST編集部

2024.02.13

5人のMLB公式記者が2024年のサイ・ヤング賞有力候補を予想。メッツの千賀(左)とドジャースの山本(右)の名前が挙がった。(C)Getty Images

5人のMLB公式記者が2024年のサイ・ヤング賞有力候補を予想。メッツの千賀(左)とドジャースの山本(右)の名前が挙がった。(C)Getty Images

『MLB.com』は2月12日、2024年サイ・ヤング賞の候補者を予想した。公式記者5人による議論を経て、両リーグから各5人を選出。ナ・リーグの4位にニューヨーク・メッツの千賀滉大、同5位にロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が入った。

【動画】メッツの千賀とドジャースの山本の投球練習をチェック!

 千賀はMLB1年目ながら23年のサイ・ヤング賞で7位。「ゴーストは実在するのか? それには議論の余地があるが、“ゴーストフォーク”は実在する。ルーキーシーズンにこの球種で相手平均打率.110、奪三振率58.5%(188打席で110個)という驚異的な奪三振率を記録。平均96マイル(約154.5キロ)の速球とカッターを組み合わせ、最後の14試合は防御率2.44、被OPS.595という成績を残した。これよりも優れた防御率を記録したナ・リーグの投手は、ブレイク・スネル(パドレスからFA)とローガン・ウェブ(ジャイアンツ)しかいない」と評して、24年シーズンも期待できると予想した。
 
 鳴り物入りでドジャースに加入した山本もランクインした。「MLBで一度も投げたことがないが、ドジャースは“サイ・ヤング賞級”の年俸を支払っている。それに見合う投手だと、球団が理解しているからだ。日本ではMLBのサイ・ヤング賞に当たる沢村賞を3年連続で受賞。25歳の全盛期にメジャーにやってきた。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でもエース級の素質があることを示した。メッツですぐにサイ・ヤング賞候補となったセンガが模範となる。そしてヤマモトのほうが優れている」と大きな評価を下している。

 他の有力候補者には、ア・リーグからは、パブロ・ロペス(ツインズ)、ゲリット・コール(ヤンキース)、タリック・スクーバル(タイガース)、コービン・バーンズ(オリオールズ)、ジョージ・カービー(マリナーズ)の名前が挙がり、ナ・リーグでは、スペンサー・ストライダー(ブレーブス)、ウェブ、ザック・ウィーラー(フィリーズ)がランクインした。

 また、ダークホースには、ボビー・ミラー、タイラー・グラスノー(いずれもドジャース)、マイケル・キング(パドレス)、コール・レーガンズ(ロイヤルズ)、ヘスス・ルザード(マーリンズ)が挙がっている。

構成●THE DIGEST編集部

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