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大谷翔平が退団したエンジェルス、ポストシーズンに向け一致団結「選手たちの話には、一貫したメッセージがあった」と地元メディア期待! “17番”ドージャーも好調

THE DIGEST編集部

2024.02.27

2023年シーズンまで大谷がつけていた「17番」を受け継いだドージャー。オープン戦で本塁打を放つなど好調だ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスが、ポストシーズン進出に向けて一致団結している。エンジェルスは2014年を最後にプレーオフに進んでおらず、今オフに大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースに移籍。大谷の穴を埋めるような投打の大きなアップグレードはいまのところ行なっていない。

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 それでも今シーズンのエンジェルスからは"静かな自信"がみなぎっているという。チーム専門メディア『Halos Today』は2月26日、春季キャンプ中の選手たちから集めたコメントで構成した記事を出し、「選手たちが2024年の目標を明かした。彼らの話には一貫したメッセージがひとつあった」と期待を持って伝えた。

 22歳のノーラン・シャヌエル(一塁手)は、「僕たちにとっての大きな目標は、プレーオフ進出。それが全体的な目標で、一日一日を大切していく」。今シーズンのシャヌエルはリードオフマンとして期待されていたが、ロン・ワシントン監督は考えを変えて2番打者に置くと打順の変更を示唆。同メディアは、「いずれにせよ、23年に29試合に出場して打率.275、OPS+103を記録したようなインパクトを、今年も期待したい」と記した。

 23年にMLBデビューした23歳のザック・ネト(遊撃手)も、「10月に確実にプレーしていたい。それが一番大きなことだ」と語った。ネトの打順は望み通り9番になるという。ワシントン監督は、「ネトは9番を打ちたいと言った。出塁して上位打線に回し、自ら生還して得点するのが好きなんだ。彼には迷いがない。自分が何をすればいいのか理解している」と信頼を寄せている。
 
 大谷翔平がエンジェルスで付けていた背番号「17」を受け継いだ32歳のハンター・ドージャーが絶好調だ。内野も外野も守れるユーティリティーは、オープン戦で6打数3安打、1本塁打、3打点と最高のスタートを切った。「私の目標はチームを作ること。そして勝利に貢献することだ」とベテランらしい目線で語り、さらに「チームのみんなで"勝ちたい"と話している。どんな形であれ、勝つためなら何でもやる。このチームの勝利のためにね。これは全員が思っていることさ。今年は楽しいシーズンになるはずだ」と、加入したばかりの新チームに手応えを感じている。

 23年の途中に加入したドジャースでFAとなり、今オフに新加入した32歳のベテラン外野手、ジェイク・マリズニックに今シーズンの目標を聞くと、「チャンピオンシップを勝ち取りたい」と返ってきたという。エンジェルスが10球団目となるジャーニーマンは、「このチームのエネルギーはポジティブだ。雰囲気が良く、団結して正しい方向を向いている。これはどのチームでも感じられるものではない」と、エンジェルスの一体感を表現している。

 23年にエンジェルスからウェイバー公示をかけられ、クリーブランド・ガーディアンズ、マイアミ・マーリンズを経て、今オフに再度エンジェルスと契約した34歳のベテラン左腕、マット・ムーアも気合い十分だ。「ワシントン監督はプランを持っている。それは選手にとって頼りにできるものだ。キャンプは楽しいよ。チームのエネルギーはいいね」と語り、「プレーオフに向けて、できることを何でもやりたい」と前を向いている。

 同メディアは最後にドージャーの言葉を紹介。「僕たち全員が勝利を望んでいるし、このチームで勝てることを全員が理解している。その時が来たんだ」。さらに、「はたしてこのチームは今シーズン、プレーオフに手が届くのか?」という質問に対するシャヌエルの自信に満ちた返答で、記事を締めた。

「オフ・コース(もちろんさ)」

構成●THE DIGEST編集部

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