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侍ジャパン

「完璧な試合だ!」WBC記者が6人での完全試合を達成した“若手中心”の侍ジャパンに脱帽!「野球大国が圧倒的な強さを見せ続けている」

THE DIGEST編集部

2024.03.10

6投手での完全リレーで欧州代表から勝利を挙げた日本代表にMLB記者は舌を巻いた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

6投手での完全リレーで欧州代表から勝利を挙げた日本代表にMLB記者は舌を巻いた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 若き侍6人衆が成し遂げた大仕事に喝采が寄せられている。

 3月7日に京セラドーム大阪で行なわれた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」の第2戦で、侍ジャパンが6人の継投による完全試合を達成。代表初選出の大学生コンビが躍動し、井端弘和監督は大きな手応えを得て強化試合を終えた。

 この日の先発を務めたのは関大の金丸夢斗。最速153キロの速球と抜群のコントロールが武器の大学ナンバー1・サウスポーは、初回から三振の山を築き完璧な立ち上がりを見せると、2回はスプリットが冴えて2つの三振を奪い、計4奪三振。2回を投げて無四球、無失点と欧州打線を手玉に取った。

 さらに、2番手でマウンドに上がった愛知工業大の中村優斗も快投を見せる。最速157キロの直球を連発し、バットが空を斬った。力強いボールで相手をねじ伏せ、こちらは1イニングをわずか11球で料理し、鮮烈な侍デビュー戦を飾った。

 大学生に負けじと松山晋也(中日)、渡辺翔太(楽天)、隅田知一郎(西武)ら伸び盛りなプロ組もスコアボードにゼロを刻み込み、無安打無四球で9回までつなぐ。最後は種市篤暉(ロッテ)がきっちり3人で抑えてゲームセット。打者27人に対してひとりの走者も許さず、日本代表が見事な完全リレーを実現した。
 
 シーズン前の強化試合とはいえ、見事なパーフェクトリレーで勝利を収めた侍ジャパン。その完成度の高さに米記者も舌を巻いている。

 米ポッドキャスト番組『WBC Central』の司会を務め、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を現地取材したショーン・スプレッドリング記者は自身のX(旧ツイッター)に「侍ジャパンが欧州代表を相手に、完璧な試合を見せつけた!」と興奮を隠せず報告。続けて、「現在世界ランク1位の野球大国が圧倒的な強さを見せ続けている」と付け加え、WBCから続く無敗の快進撃に感嘆した。

 スプレッドリング記者以外にも、MLB公式サイト『MLB.com』も侍ジャパンのパーフェクトゲームに反応。「侍ジャパンの投手陣が完全試合を達成した。日本が世界一の野球大国であることに異論はない」という見出しを打ち立てた特集記事が組まれるほど、若手中心の井端ジャパンに熱視線。メジャーでも小さくない話題になるほど、選手層の厚さに脱帽している。

 次から次へと才能豊かな選手が輩出される侍ジャパン。継投での完全試合を達成した投手陣に、世界は驚きを持って伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

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