FAの大物投手、ブレイク・スネル（前サンディエゴ・パドレス）がロサンゼルス・エンジェルスに加入する可能性がありそうだ。エンジェルス専門サイト『Halos Today』は３月９日、「スネルがエンジェルスに？ 関係者が噂の報道に油を注ぐ」という記事を出して、大物左腕が加入するかもしれないと伝えた。

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「エンジェルスはスネルの獲得レースを完走できるのか？ 二刀流のスーパースター、大谷翔をロサンゼルス・ドジャースに失った後、オフシーズンを通してロースターの大幅なアップグレードを検討してきた。しかし、競争力を高めるための努力を続けているが、いまのところ何の成果もない」

　こうした状況のチームに、はたしてスネルは加入するのか。「現ナ・リーグのサイ・ヤング賞受賞者のスネルを含む、オープンマーケットのビッグネームの何人かと球団はつながりを持ち続けている。もし真のエースレベルのスネルが加入したら、先発ローテーションは強化される」とし、現陣容に絶対的エースが必要だと記した。

　現状、スネルとはどの球団とも交渉がまとまるまでには至っていないという。「伝えられるところによると、スネル側の要求は２億ドル（約290億円）以上のようだ。まだこの要求に応える球団はない」という。それでも「興味を示すチームが減り始めているなか、現在はエンジェルスが最有力候補になりつつあるようだ」として、MLBトップレベルの左腕が加入する可能性を示唆している。
  　実際、米スポーツ専門放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者が、「この24時間で、ブレイクをよく知る人たちと話をした。お金がどこに落ちるのかにもよるが、ブレイクが最終的に着地するのはエンジェルスになりそうだ」と説明し、さらに、「南カリフォルニアはブレイクにとって魅力的な場所らしい。いまはまだ交渉中で、どうなるかはこれから。ただ、話を聞く限り、ブレイクが契約するのはエンジェルスだと推測できる」と語った。

　これを受けて同メディアは、「まだエンジェルスに加入するかは分からないが、可能性は高まっているようだ。フロントオフィスがラインを超え、2024年以降もチームに真のエースをもたらすことを願っている」と、スネルの加入を懇願している。

　エンジェルスのオーナー、アート・モレノは投手に大金を投じないことで知られている。はたしてモレノは、これまで行なってこなかった大物FA投手の獲得を決断するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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