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FA投手スネルが“意味深投稿” 契約先は噂のエンジェルスか? 「しかし大型契約で火傷したオーナーが躊躇っている」と地元メディア

THE DIGEST編集部

2024.03.11

SNSに意味深な投稿をしたスネル。契約先がまもなく決まるのだろうか。(C)Getty Images

 サンディエゴ・パドレスから今オフにFAとなったブレイク・スネルの契約先がようやく決まるかもしれない。スネルは自身のインスタグラムのストーリーを投稿。真っ黒な背景に、両目の絵文字だけを載せたイラストを掲載した。

【画像】スネルの"意味深"投稿をチェック!

 これには多くの米メディアが報道。「ようやく移籍先が決まるのか」「間もなく契約するに違いない」などと想像を巡らせた。スネルに関しては、さまざまな球団が獲得に乗り出したと言われているが、スネル側の2億ドル(約290億円)級の要求に二の足を踏む球団が続出したと言われている。

 そのなかで現状、最有力候補と見られているのがロサンゼルス・エンジェルスだ。スネルの"意味深"投稿には、エンジェルス専門メディア『Halos Today』も反応。「スネルの噂。エンジェルスのターゲットが、SNSに謎の投稿。これは合意に近づいているのか?」という記事でレポートした。

「今オフ、球団はずっとスネルとの関係を築いてきたが、いまのところ何の成果も出ていない。しかし、開幕が近づくにつれて、スネルを巡る情勢が少しホットになってきているようだ。本人の投稿が噂に火をつけ、多くの議論を巻き起こしている」
 
 さらに、「スネルがエンジェルスとの契約を望んでいる噂がずっとあり、実際に交渉は進行しているかもしれない。チームは先発ローテーションを強化したいと考えており、スネルは多くをもたらせる」と、2023年のサイ・ヤング賞投手の加入を期待した。

 ただ、近年のエンジェルスは投手との大型契約を避けてきた実績がある。同メディアも「最大の障害はオーナーのアート・モレノだ。チームはどうにかしてFA投手と契約するようオーナーを説得しないといけない。彼は過去に大型契約で火傷を負ったことがあるため、スネルとの契約を躊躇している」と伝えた。

「スネルの場合はサイ・ヤング賞を2度も受賞している。オプトアウト付きの短期契約にも前向きと伝えられている。もし短い契約ならモレノがOKを出すかもしれない」

 エンジェルスが大型契約で失敗した最たる例は、アンソニー・レンドーンとの契約だ。エンジェルスは2019年12月に、レンドーンと7年2億4500万ドル(当時約270億円)で契約した。しかし毎年のように怪我で40~50数試合ほどしか稼働できておらず、"MLB史上、最悪の契約"とも揶揄されている。

 はたしてオーナーのモレノは、スネルと契約するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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