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「開幕戦欠場の可能性は高いが…」千賀滉大の回復&調整ぶりに現地メディアは「慎重なアプローチ」と指摘。「彼の元気な復帰ほど心強いものはない」と期待の声

THE DIGEST編集部

2024.03.11

復帰は5月中との予測もある千賀。(C) Getty Images

 スプリングトレーニング中に右肩の張りを訴え、現在まで調整を続けているニューヨーク・メッツの千賀滉大の回復状況が伝えられている。地元メディアのインタビューでカルロス・メンドーサ監督が千賀について「正しい方向に向かっている」など、順調であると語ったことが米国内で報じられた。

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 このメッツ指揮官のコメントには、米スポーツサイト『EssentiallySports』も反応。現地時間3月10日に日本人右腕の復帰時期について論じる特集記事を配信している。

 同メディアは千賀の現状についてのメンドーサ監督のコメントを受け「ありがたいことに、カルロス・メンドーサはバラ色の絵を描いてくれた」と綴っており、他にも「(千賀は)その肩を鍛えている」と語ったことなども紹介している。さらに、千賀本人が「限られた活動の中で順調に進んでおり、肩のトレーニングをたくさん行っているので、気分は良い」と述べたコメントも掲載。

 その上で同メディアは「初期の回復段階は有望にみえる」と評しつつ、ここまでの調整について「メッツは慎重なアプローチをとっている」と球団の対応を指摘している。

 また、今後、投球許可が下されてから回復まで6週間を要すると説明しながら、「復帰は5月中と予測される」と見通している。続けて「彼はオープニング・デーを欠場する可能性が高いが、メッツはより広い視野で見ているようだ。開幕からセンガを欠くことは、メッツのシーズン序盤の成功を妨げる。しかし、希望を失ってはいけない」と主張。

 千賀の戦列復帰へ期待を寄せる同メディアは「電光石火の速球を投げる男は、ERA2.98というマウンド上の力を磨き上げた。メッツの投手陣にとって、彼の元気な復帰ほど心強いものはないだろう」と記しながら、「終わりよければすべてよしというが、すべてが『正しい方向に進んでいる』のは素晴らしいことだ」と指揮官の言葉を繰り返している。

 ルーキーイヤーとなった昨年の12勝という実績から、今季は早くからエースとして位置づけられていた千賀。トピック内では球団が治療に対して「回復が不完全なまま復帰を急ぐよりも、センガの長期的な健康と有効性を考慮した」などとも綴られている。メジャー2年目でのさらなる活躍を求めるファン、メディアの期待も高まる中、やはり万全のコンディションでマウンドに登る姿を誰もが望んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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