ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトは今季も打線の主軸を担う。近年は故障に苦しみ、シーズン途中での欠場や長期離脱が頻発。本人、ファンともに満足のいく結果を残せていない。それでも大谷翔平が去った今季はこれまで以上に、主砲としての重責を果たすことが求められている。
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　米スポーツメディア『Yardbarker』は現地３月27日、トラウトの今季を占う記事で「最も重要な問題は、オールスターブレイク後もどれだけ出場できるか」とポイントを提示。「フィールドに出るたびに怪我のリスクがある。怪我が身についてしまうと、年齢とともに故障から逃れられなくなる。トラウトがそうだ」と指摘した。

　今季はDH出場も増えると見込まれており、「エンジェルスは、32歳のトラウトを健康に保つために全力を尽くすだろう。毎日フィールドでプレーする負担を軽減するためにも、５人の外野手で開幕を迎える」と、チームの体制に言及している。
  　また、「怪我なくプレーできたとしても、どのようなシーズンを送ることができるだろうか」と問いかけながら、年齢や怪我の不安などもあり、「2012年から2020年までリーグを支配していた頃以上の姿を見ることはないだろう」と予想した。

　しかし、その一方で、「バッティングスキルは依然として高いレベルにある」として、「能力はほとんどのメジャーリーガーよりも優れている。前半戦の怪我さえ避けられれば、殿堂入りに値する経歴に12回目のオールスターが加わる可能性もある」と記し、再起に期待を寄せている。

　大谷の退団で注目度が激減したとも言われているエンジェルス。トラウトが何度も快音を響かせることで、ふたたび球界内での注目度は高まるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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