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MLB

最も多い外国籍は? 最も“助っ人”を抱える球団は? 開幕時点のロースターを対象にMLB公式がランキング化!「世界中で野球の関心が高まり続けている」

THE DIGEST編集部

2024.04.01

23年のMVPはア・リーグが日本人の大谷(当時エンジェルス)で、ナ・リーグはベネズエラ人のアクーニャJr.(右)だった。(C)Getty Images

23年のMVPはア・リーグが日本人の大谷(当時エンジェルス)で、ナ・リーグはベネズエラ人のアクーニャJr.(右)だった。(C)Getty Images

『MLB.com』のマイケル・クレア記者は3月30日、2024年シーズンにMLBでプレーする外国籍選手の数と、外国籍選手を抱える球団をランキング化した。負傷者リストなどの登録も含めた米国開幕時点のロースターを対象とした。

【動画】2023年の“大谷翔平MVPハイライト”をチェック!

 クレア記者は、「私たちは野球を“アメリカの娯楽”と呼ぶかもしれないが、このスポーツは明らかに世界のものだ。23年のMVPは、ア・リーグが日本人の大谷翔平で、ナ・リーグがベネズエラ人のロナルド・アクーニャJr.だった」と記し、さらに野球の国際化に触れている。

「日本人の山本由伸を加えたロサンゼルス・ドジャース、韓国人のキム・ハソンが在籍するサンディエゴ・パドレスは、韓国でシーズンをスタートさせた。その韓国からはイ・ジョンフがサンフランシスコ・ジャイアンツに加入した」

「ボストン・レッドソックスとタンパベイ・レイズは春季キャンプをドミニカ共和国で行なった。ボストンではドミニカ共和国出身のスラッガー、ラファエル・デバースが活躍している。また首都サント・ドミンゴに滞在中には、将来有望な投手ブライアン・ベイオと契約を延長した。こちらもドミニカ共和国出身だ」
 
 外国籍の総人数は264人で、これはMLB全体の28%に近い数字だという。「シンプルな話だ。野球は世界的なスポーツで、それが各チームのロースターに反映されている。米国外の19の国と地域を代表する264人の選手が、開幕時点のロースターや負傷者リストに掲載されている」とし、この264人という数字は史上4番目に多いと記した。続けて、国籍別の人数をランキング化した。

1位 108人:ドミニカ共和国
2位 58人:ベネズエラ
3位 18人:キューバ
4位 17人:プエルトリコ
5位 13人:カナダ
6位 12人:メキシコ
7位 10人:日本
8位 5人:コロンビア
9位 5人:パナマ
10位 4人:キュラソー
11位 3人:韓国
12位 2人:オーストラリア
13位タイ 1人:アルバ、バハマ、ブラジル、ドイツ、ホンジュラス、ニカラグア、南アフリカ

 また、外国籍を抱える球団別ランキングも紹介した。

1位 16人:ヒューストン・アストロズ
2位 15人:サンディエゴ・パドレス
3位タイ 14人:ボストン・レッドソックス、マイアミ・マーリンズ
5位 12人:クリーブランド・ガーディアンズ
6位タイ 11人:ミネソタ・ツインズ、ニューヨーク・メッツ、ピッツバーグ・パイレーツ、タンパベイ・レイズ

 このようにランキングを示したクレア記者は、「ウガンダやスロバキア、ニュージーランドなど、世界中で野球の関心が高まり続けている。それは2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を見ても、マイナーリーグの選手リストを見れば明らかだ。こうした外国籍選手の人数は、今後も増え続けるだろう」と記事をまとめている。

構成●THE DIGEST編集部

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