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大谷翔平は1安打で7試合連続ヒット!7回には一塁から爆走して気迫スライディングで同点ホームインも、「セーフ」→「アウト」の判定に…

THE DIGEST編集部

2024.04.11

大谷は「2番・指名打者」で先発出場。7回表には一塁から爆走し、気迫のスライディングを見せるも判定はアウトになった。(C) Getty Images

 現地4月10日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が「2番・指名打者」でミネソタ・ツインズ戦に先発出場し、5回に右安打を打ち連続安打を「7」に伸ばすも快音は出ず。3打数1安打で、松井秀喜(元ニューヨーク・ヤンキースなど)氏が持つ日本人最多175本塁打はお預けになった。なお、チームは9安打を記録するが相手の細かい継投策にあと1本が出ず、2対3で接戦を落とした。

 初回に1番のムーキー・ベッツが中安打で出塁すると、続く大谷は四球を選択。フレディ・フリーマンは中フライに倒れるも、この日4番に入ったテオスカー・ヘルナンデスがライトへのタイムリー二塁打を放ち、好調なドジャース打線が早くも先制点を挙げる。

 ところが先発のボビー・ミラーは打線から援護をもらった直後、先頭打者のエデュアルド・ジュリアンに97.7マイル(約157.2キロ)の速球をレフトスタンドに運ばれ、すぐに同点に追いつかれてしまう。

 大谷の第2打席は左フライ。両チーム1点ずつを加えて2対2で迎えた5回1死走者なし、大谷の3度目の打席はカウント2-2からインコースに来たスライダーを振り抜くと、鋭い打球はライト前へ。打球速度104.3マイル(約167.8キロ)をマークする強烈なヒットで日米通算1000安打に、あと2本に迫った。

 その裏、ドジャースはミラーからアレックス・ベシアにスイッチするも、これが裏目に。この日2安打と好調な1番ジュリアンに92.6マイル(約149キロ)の直球を再び左翼スタンドに放り込まれる痛い一発を浴び、ツインズに勝ち越しを許す。
 
 1点を追うドジャースは7回1死一塁で打席には大谷。ホームランが出れば逆転の場面だったが、2球目のカットボールに手を出し二ゴロに。ところが併殺打かと思われたが、大谷は快足を飛ばして、なんとかダブルプレーを回避した。

 すると、次打者のフリーマンが右翼線への安打を放つと一塁ランナーの大谷が爆走。三塁ベースまで蹴り、そのままホームに突入。気迫のスライディングで際どいタイミングだったが、判定はセーフ。大谷の激走が同点をもたらしたと思われたが、ツインズが主審にチャレンジを要求。ビデオ判定の結果「アウト」へと判定が変わり、ドジャースは惜しくも追い付くことができなかった。

 8、9回は相手のリリーフ陣に抑え込まれ、ドジャースは1点差のまま敗北。3連戦スイープを狙ったが、惜しくも競り負けた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平が気迫の激走も、惜しくも同点ホームインとはならず…
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