かつて、侍ジャパンの４番を担った「ハマの大砲」が古巣に復帰した。

　横浜DeNAは４月16日、MLBサンフランシスコ・ジャイアンツから自由契約となっていた筒香嘉智の獲得を発表した。契約期間は３年で、背番号は以前着用していた「25」に決定。18日18時から横浜スタジアムで入団会見が行なわれる。

　DeNAは同日の午後２時25分、筒香の名字にかけた時刻に獲得発表する粋な演出で公式X（旧ツイッター）を更新。「この横浜という地を再び挑戦の舞台に選んでくれた。もういちど目指そう、僕らがともに追いかけ、いまだ成し遂げられていないベイスターズ優勝、日本一という夢を」と綴り、５年ぶりにNPB復帰を決めた筒香に熱いメッセージを送った。

　さらに立て続けに、ファンにとっては嬉しい情報も発表された。

「2024年シーズンに選手契約を結ぶこととなりました筒香嘉智選手の公開入団記者会見を、４/18(木)18:00より横浜スタジアムで開催！　５年ぶりに横浜DeNAベイスターズの選手として、横浜スタジアムへ帰ってくる筒香選手のお披露目の場にぜひご来場ください！」
  　本拠地での公開入団会見が告知された直後、横浜ファンは大歓喜。SNS上には即座に『筒香嘉智』『正式発表』『入団会見』などがトレンド入りしたほど、大盛況だった。

「おかえりなさい！　行くしかないでしょ！」
「待ちに待った瞬間！」
「横浜を選んでくれて本当にありがとう」
「ハマスタで応援できるの楽しみや！」
「さらなる高みへ　Go×２！筒香！」
「今の若手と、どんな化学反応を起こすのか楽しみだね」
「キターーーーーー最高だよ！225おおおお」
「さらに怖い打線になる！！　そして、さらにセ・リーグが盛り上がる！」

　2010年に横浜高校からドラフト１位で指名され、鳴り物入りでDeNA入りした筒香は徐々に持ち味の打棒が開花した。16年には打率.322、44本塁打、110打点で本塁打王と打点王の２冠を獲得。リーグトップの得点圏打率.393の勝負強さが光り、侍ジャパンに選出。プレミア12、17年に行なわれたWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）では代表の主砲として活躍した。

　20年から挑戦したメジャーではマイナー降格を経験する苦難を味わうなど、思うような結果を残すことはできなかったが、ポスティングシステムで快く送り出してくれた愛する古巣の救世主となれるのか。32歳の再出発に要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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