今季からオリックスに加わった外国人右腕アンダーソン・エスピノーザは、目下開幕3試合で3勝負けなしだ。自責点もわずか1で、防御率は0.45だ。
シーズン初登板となった3月30日のソフトバンク戦では、初回は緊張したのか制球が乱れて心配されたものの、「序盤から走者を背負う場面はあったんですけど、初めての日本での登板と言う事もあって緊張しながら序盤を迎えて、そこからイニングを重ねるごとに、少しずつ良くなってきた」と本人が振り返ったように、終わってみれば強力打線を相手に6回2安打無失点に抑えて初勝利。
続く6日のロッテ戦、17日の楽天戦では、いずれもビジターでありながらオープン戦も含めて最長の7回を投げ切り、ローテーションから外せない存在に。外国人選手のデビュー3連勝は球団34年ぶりの快挙である。
エスピノーザと対戦した球団の監督たちからは「球が直前に変化する」というコメントが出ている。150キロを超えるストレートに加えて、ストレートの軌道から縦に変化するスライダーを武器にしており、これに翻弄されるバッターが多いのだ。カーブ、チェンジアップといった緩い変化球も持ち合わせているだけに、初見で打ち崩すには難しいピッチャーのようだ。
入団会見では「怪我なくシーズンを戦い抜けるように。そして自分の投球でチームを助けられるように頑張っていきたい。内容としてはノーヒットノーランだったり、そういった成績を残せるよう、優勝に貢献できるように頑張りたい」と語って話題となったが、ここまでの内容を見ていると、ノーヒットノーランも決して夢物語ではない。まだ26歳と若いだけに、伸びしろがあるのも魅力的だ。
「日本に来たのは初めて」というエスピノーザだが「自分自身のメンタルの強さに自信を持っています。これまでの野球のキャリアを通じて色々な事を経験し、乗り越えることで強い精神力を培うことができたので、そこは自信がある」と語る。米マイナー時代に若くして苦労をしてきただけに、ハングリー精神は半端なく強い。
日本の文化に興味津々だったが、最初にハマったのは「ラーメン」だという。京セラドームの選手サロンで食べたところ、「美味しい」と感動したそうで、今では他の食べ物にはあまり興味を示さないぐらいの「ラーメン党」になっている。ただ「登板前に食べるのは好きではないので食べない」と、ラーメン愛に負けず、食事の面でもしっかりと身体を調整しているという。
また、マーウィン・ゴンザレスやレアンドロ・セデーニョ、さらに同じく来日1年目のアンドレス・マチャドなど、同郷ベネズエラ出身の選手が多くいるのも心強いようだ。「ローテに入れてくれた監督に感謝しながら、自分のピッチングをしていきたい」と常に謙虚な気持ちを胸に、リーグ4連覇達成に向けた戦力の一員としてこれからも腕を振り続けていく。
文⚫︎THE DIGEST取材班
写真⚫︎野口航志(DsStyle)
【関連記事】今永昇太がメジャー4戦目で初自責点も6回5K3失点で日本人トップの3勝目!! リーグ1位の"防御率0.84"に米絶賛「球界で最も優勢な投手だ!」
シーズン初登板となった3月30日のソフトバンク戦では、初回は緊張したのか制球が乱れて心配されたものの、「序盤から走者を背負う場面はあったんですけど、初めての日本での登板と言う事もあって緊張しながら序盤を迎えて、そこからイニングを重ねるごとに、少しずつ良くなってきた」と本人が振り返ったように、終わってみれば強力打線を相手に6回2安打無失点に抑えて初勝利。
続く6日のロッテ戦、17日の楽天戦では、いずれもビジターでありながらオープン戦も含めて最長の7回を投げ切り、ローテーションから外せない存在に。外国人選手のデビュー3連勝は球団34年ぶりの快挙である。
エスピノーザと対戦した球団の監督たちからは「球が直前に変化する」というコメントが出ている。150キロを超えるストレートに加えて、ストレートの軌道から縦に変化するスライダーを武器にしており、これに翻弄されるバッターが多いのだ。カーブ、チェンジアップといった緩い変化球も持ち合わせているだけに、初見で打ち崩すには難しいピッチャーのようだ。
入団会見では「怪我なくシーズンを戦い抜けるように。そして自分の投球でチームを助けられるように頑張っていきたい。内容としてはノーヒットノーランだったり、そういった成績を残せるよう、優勝に貢献できるように頑張りたい」と語って話題となったが、ここまでの内容を見ていると、ノーヒットノーランも決して夢物語ではない。まだ26歳と若いだけに、伸びしろがあるのも魅力的だ。
「日本に来たのは初めて」というエスピノーザだが「自分自身のメンタルの強さに自信を持っています。これまでの野球のキャリアを通じて色々な事を経験し、乗り越えることで強い精神力を培うことができたので、そこは自信がある」と語る。米マイナー時代に若くして苦労をしてきただけに、ハングリー精神は半端なく強い。
日本の文化に興味津々だったが、最初にハマったのは「ラーメン」だという。京セラドームの選手サロンで食べたところ、「美味しい」と感動したそうで、今では他の食べ物にはあまり興味を示さないぐらいの「ラーメン党」になっている。ただ「登板前に食べるのは好きではないので食べない」と、ラーメン愛に負けず、食事の面でもしっかりと身体を調整しているという。
また、マーウィン・ゴンザレスやレアンドロ・セデーニョ、さらに同じく来日1年目のアンドレス・マチャドなど、同郷ベネズエラ出身の選手が多くいるのも心強いようだ。「ローテに入れてくれた監督に感謝しながら、自分のピッチングをしていきたい」と常に謙虚な気持ちを胸に、リーグ4連覇達成に向けた戦力の一員としてこれからも腕を振り続けていく。
文⚫︎THE DIGEST取材班
写真⚫︎野口航志(DsStyle)
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