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「最高のFA投手は今永昇太だ」「カブスは“窃盗レベル”で契約」米紙敏腕記者が断言「レッドソックスは獲得を辞退した」と舞台裏公開も

THE DIGEST編集部

2024.04.30

5試合に登板して4勝を挙げた今永。その好投は、米メディアにとって大きな驚きだった。(C)Getty Images

『USA Today』の敏腕記者、ボブ・ナイチンゲール氏がシカゴ・カブスの今永昇太を絶賛した。
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「オフのFA投手市場。日本のスター選手、ヨシノブ・ヤマモトがここ数十年で最も熾烈な争奪戦を展開した。ブレイク・スネルもジョーダン・モンゴメリーも見出しを飾ったが、しかし、FA投手で最も優れているのは、間違いなくショウタ・イマナガだ」

 今永はMLBデビューから、5試合で4勝をマークしている。「4勝0敗、防御率0.98、27回と2/3を投げて28奪三振。被打率は.181と驚異的な成績を収めている。MLBキャリア最初の5試合で、防御率1.00未満、4勝以上を挙げた投手は1945年のデーブ・フェリス以来79年ぶりだ」と、優れた数字を示した。

 さらに、今永の契約内容にも言及した。「カブスにとっては"窃盗レベル"の契約だ。4年間で総額5300万ドル(約80億円)だが、今年はわずか1000万ドル(約15億円)、2025年は1300万ドル(約20億円)を支払うだけなのだ」と、活躍の割には低年俸だと指摘している。
 
 今永には25年シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利があり、一方のカブスは25年以降に3年5700万ドル(約86億円)で契約を延長する権利を持っているという。そうなれば、26年と27年は2000万ドル(約30億円)、28年には年俸が1700万ドル(約26億円)になるようだ。

 またナイチンゲール記者は、今永の獲得から手を引いた球団名を公開。「最終候補に残っていたのは、ピッツバーグ・パイレーツ、ミルウォーキー・ブルワーズ、ボストン・レッドソックスだ。『Boston Globe』紙によるとレッドソックスは当初、2年2600万ドル(約39億円)のオファーを送って断られた。その後にカブスと同条件で契約ができる立場にあったが、それを辞退したという」と、移籍市場の舞台裏を明かした。

「これら3球団に加え、関心を持っていたより多くの球団幹部はいま、自らの判断を後悔しているだろうか?」と記して記事を締めた。今永が叩き出している驚異的な好成績は、米国で大きな驚きを持って伝えられている。

構成●THE DIGEST編集部

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