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3戦連続HRでMLBトップ、週間MVP受賞など打棒止まらぬ大谷翔平。メジャー通算210勝の“同僚”左腕は畏敬の念「エ軍でも見た記憶がない。すごすぎる」

THE DIGEST編集部

2024.05.07

3試合連続のHRを放つなどバットが絶好調の大谷(左)。その活躍に同僚のカーショウ(右)が賛辞を送っている。(C) Getty Images

 絶好調の日本人スラッガーに同僚左腕が畏敬の念を抱いている。

 現地5月6日、本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は第1打席に3試合連続となる11号2ランを放つなど、3打数2安打2打点の活躍でチームは5連勝。両リーグ通じてホームランは単独トップに立ち、昨年のア・リーグ本塁打王の勢いはますます加速している。

 2点ビハインドの初回無死一塁の場面。大谷のバットから快音が響いた。カウント2-2から高めの速球を捉えた打球はバックスクリーンの奥深くに飛び込んだ。打球速度107.6マイル(約173.3キロ)、飛距離441フィート(約134.4メートル)の強烈な一撃にドジャー・スタジアムは大興奮。3試合連発は通算7度目で、日米通算230号に到達した。

 大谷のバットが止まらなくなってきた。4日のアトランタ・ブレーブス戦で8号、5日の同カードで今季初の1試合2ホーマーを放ち、4年連続二桁を達成してメジャートップに並んだ。さらに、4月29日から5月5日までの期間で21打数11安打で打率.524、3本塁打、7打点、出塁率.583、長打率.952、OPS1.536と驚異的なスタッツをマーク。ナ・リーグでは初となる通算8度目の週間MVPに輝き、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
 
 グラウンドで躍動する背番号17にチームメイトも羨望の眼差しを送っている。ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショウがマーリンズ戦の試合中に地元放送局のインタビューに応じ、今季新加入した大谷に絶賛の言葉を送っている。

 メジャー通算210勝を誇り、サイ・ヤング賞に3度輝いている左腕は日本人スラッガーの直近の活躍について、「オオタニがここまで凄いのはロサンゼルス・エンジェルス時代でも見た記憶がないよ。すごすぎる」と、ただただ脱帽。初回にバックスクリーンに突き刺した11号2ランについては「あとでリプレー映像とか見ても、この破壊力はやばいね。彼が放つ打球はどれもすごく強力だし、こんなの他の選手では見たことがない」と驚きを隠せない。「本当にすごい。すげえ大きな音だったよ」と、その破壊力に震え上がったという。

「オオタニがすごいパワーの持ち主なのは知っていたけど、打者としてもここまで優れているとは知らなかった。多くの選手が普通ならヒットにできないボールを安打にしてくる。もちろん彼もミスはするが、難しい球をよく打つし、左投手にも対応できるし、とにかく感心するよ」

 大谷への賛辞が止まないカーショウ。「彼なら、どこの球場でも場外ホームランを打ってしまう可能性があるね」と、ドジャース一筋17年目を迎えるベテランはスーパースターのホームラン量産に期待を寄せていた。

 昨年のシーズン後に左肩を手術し、今夏の復帰を目ざしているカーショウ。ドジャース投手陣を長年牽引している左腕も、大谷の存在は頼もしく映っているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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