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山本由伸がメジャー自己最長の8回5安打2失点の好投で4勝目! 大谷翔平は5月突入後、初のノーヒットも2四球でチャンスメイク

THE DIGEST編集部

2024.05.08

山本はメジャー最長となる8回を投げ2失点。4勝目を手にした。(C)Getty Images

山本はメジャー最長となる8回を投げ2失点。4勝目を手にした。(C)Getty Images

 正確無比な省エネ投球でメジャー4勝目を手にした。

 現地5月7日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に先発。メジャー自己最長となる8回(97球)を投げて、5安打5奪三振無四球2失点の好投。チームも8得点で日本人右腕を援護して完勝。連勝を「6」に伸ばし、25勝13敗でナ・リーグ西地区首位を独走している。

 プレイボール直後に試合が動いた。山本は初球に投じたストレートをジャズ・チゾムJr.に右翼スタンドに運ばれ、たった1球で先制点を献上する。その後は2アウトを取ったが、4番ジョシュ・ベルに右安打。次打者を二ゴロに打ち取ったが、課題の立ち上がりでまたも失点を喫する不安のスタートとなった。しかしその裏、ドジャース打線が1死満塁の絶好機を作るとマックス・マンシーが9号グランドスラムを放ち、あっという間に逆転に成功した。

 味方の強力な援護に日本人ルーキーも応え2、3イニングを三者凡退。ドジャースは3回裏にもギャビン・ラックスに一発が飛び出すなど、一挙4点を加点。序盤でリードを7点に広げる。

 大量得点をもらった山本はテンポの良いピッチングを重ねていたが、6回にブライアン・デラクルーズにカウント2-2から甘く入ったスプリットを左翼スタンドに運ばれ、この試合2被弾。それでも気持ちを切り替え、後続を斬って取った。

 メジャー最長となる7イニング目も続投した山本は先頭のヘスス・サンチェスを高めの直球で4つ目の三振を奪い、この回も三者凡退。球数は80球で三振は少ないものの、打たせて取るピッチングでマーリンズ打線を封じ込める。
 
 8回もマウンドに上がった沢村賞右腕は9番のクリスチャン・ベタンコートに右安打を許すが、ストライク先行のピッチングで2アウトまで取ると、最後は第3打席にホームランを打たれたデラクルーズに94.8マイル(約152.5キロ)の渾身ストレートで空振り三振に仕留めた。

 ベンチに戻る背番号18に球場は労いの拍手。デーブ・ロバーツ監督とも抱擁をかわした山本は、この回終わりでお役御免。ドジャースは9回もゼロに抑え、8対2でゲームを締めた。

 なお、「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は2打席連続四球のあと、右直、左飛で2打数無安打。7試合ぶり、5月に入ってから初のノーヒットに終わっている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】山本由伸が”省エネ投球”でメジャー4勝目!
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