米経済紙『Wall Street Journal』は6月3日、サンディエゴ・パドレスの内野手トゥクピタ・マルカーノが野球賭博で永久追放に直面していると報じた。
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「マルカーノは賭博に関するスポーツ規約に違反したとして、MLBから調査を受けている複数選手のひとりだ」
同紙によると、24歳のマルカーノはピッツバーグ・パイレーツに所属していた23年シーズン、故障者リストに入っていた時、自チームの試合に賭けた疑いがあるという。マルカーノに対する最終的な処分はMLBとMLB選手協会の間で協議が行なわれている状況で、永久追放になる可能性があるようだ。
また、同紙は「関係者によると、マルカーノのほかに4人の選手もマイナーリーグ在籍時に野球賭博をしたとして、処分を受ける可能性がある」と伝えた。パイレーツの広報担当上級副社長ブライアン・ワレッキは、「捜査中の件については承知しており、全面的に協力している。現時点ではこれ以上のコメントは控える」と語った。
「最高裁がスポーツ賭博の合法化を認めてから6年がたち、アメリカスポーツ界を覆い尽くす賭博スキャンダルの連鎖が急速に広がるなかで報じられた。4月に全米プロバスケットボール協会は、トロント・ラプターズのジョンタイ・ポーターを、賭博参加者への機密情報の提供や賭博目的での自身の参加制限など、リーグの賭博ポリシーに違反したとして追報した」
このように賭博に関するスキャンダルを振り返った同紙は、「野球界も賭博の脅威に晒されている」として、「連邦検察はロサンゼルス・ドジャースのスーパースター、大谷翔平の長年の通訳を、違法賭博業者の借金返済のため大谷から1600万ドル(約25億円)以上を盗んだとして告訴した。また、18年から23年までロサンゼルス・エンジェルスで大谷のチームメイトだったデビッド・フレッチャーも、同じ違法賭博業者で賭博した疑いでMLBから調査を受けている」と、球界の出来事も紹介した。
ベネズエラ出身のマルカーノは、アマチュアFAとして16年にパドレスと契約。21年にジャック・スウィンスキーとともにアダム・フレイジャーとの交換でパイレーツに移籍し、23年11月にウェーバーでパドレスに戻った。今シーズンは前十字靭帯断裂のため試合に出場していない。
MLBの規則では、選手は野球やソフトボール以外のスポーツなら合法的に賭博をすることが認められているが、野球やソフトボールではいかなるレベルでも賭博をしてはならないと規定されている。所属チーム以外のチームで賭博をした選手は、初犯で1年間の出場停止処分となり、所属チームが対象の賭博が発覚した場合は永久追放処分となる。
構成●THE DIGEST編集部
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「マルカーノは賭博に関するスポーツ規約に違反したとして、MLBから調査を受けている複数選手のひとりだ」
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また、同紙は「関係者によると、マルカーノのほかに4人の選手もマイナーリーグ在籍時に野球賭博をしたとして、処分を受ける可能性がある」と伝えた。パイレーツの広報担当上級副社長ブライアン・ワレッキは、「捜査中の件については承知しており、全面的に協力している。現時点ではこれ以上のコメントは控える」と語った。
「最高裁がスポーツ賭博の合法化を認めてから6年がたち、アメリカスポーツ界を覆い尽くす賭博スキャンダルの連鎖が急速に広がるなかで報じられた。4月に全米プロバスケットボール協会は、トロント・ラプターズのジョンタイ・ポーターを、賭博参加者への機密情報の提供や賭博目的での自身の参加制限など、リーグの賭博ポリシーに違反したとして追報した」
このように賭博に関するスキャンダルを振り返った同紙は、「野球界も賭博の脅威に晒されている」として、「連邦検察はロサンゼルス・ドジャースのスーパースター、大谷翔平の長年の通訳を、違法賭博業者の借金返済のため大谷から1600万ドル(約25億円)以上を盗んだとして告訴した。また、18年から23年までロサンゼルス・エンジェルスで大谷のチームメイトだったデビッド・フレッチャーも、同じ違法賭博業者で賭博した疑いでMLBから調査を受けている」と、球界の出来事も紹介した。
ベネズエラ出身のマルカーノは、アマチュアFAとして16年にパドレスと契約。21年にジャック・スウィンスキーとともにアダム・フレイジャーとの交換でパイレーツに移籍し、23年11月にウェーバーでパドレスに戻った。今シーズンは前十字靭帯断裂のため試合に出場していない。
MLBの規則では、選手は野球やソフトボール以外のスポーツなら合法的に賭博をすることが認められているが、野球やソフトボールではいかなるレベルでも賭博をしてはならないと規定されている。所属チーム以外のチームで賭博をした選手は、初犯で1年間の出場停止処分となり、所属チームが対象の賭博が発覚した場合は永久追放処分となる。
構成●THE DIGEST編集部
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