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MLB

MLB新人王投票、ナ・リーグは今永が断トツ! 史上5回目、両リーグ投手の受賞なるか!? 日本人投手としても史上4人目の快挙!

THE DIGEST編集部

2024.06.04

ナ・リーグの新人王レースをリードし快挙にも期待がかかる今永。(C)Getty Images

ナ・リーグの新人王レースをリードし快挙にも期待がかかる今永。(C)Getty Images

 MLB公式サイト『MLB.com』は6月4日、最新の最優秀新人賞候補のリストを公開。ア・リーグではルイス・ギル(ヤンキース)やメイソン・ミラー(アスレチックス)、ナ・リーグでは今永昇太(カブス)、山本由伸(ドジャース)と、投手が多くランクインした。

【動画】メジャー最多101球で今季6度目のQS達成!山本由伸が日本人トップの6勝目!
 ランキングは同サイトの専門家41人の投票で決定。順位は以下のようになった(カッコ内の数字は1位票)。

ア・リーグ
1位 ルイス・ギル(ヤンキース・26)
2位 メイソン・ミラー(アスレチックス・7)
3位 コルトン・カウザー(オリオールズ・7)
4位 ワイリヤー・アヴレウ(レッドソックス)
5位 ワイアット・ロングフォード(レンジャーズ)

ナ・リーグ
1位 今永昇太(カブス・28)
2位 山本由伸(ドジャース・4)
3位 ポール・スキーンズ(パイレーツ・7)
4位 メイシン・ウィン(カージナルス・2)
5位 ジャレッド・ジョーンズ(パイレーツ)

 両リーグとも1位にランクインしている選手が25人以上から1位票を獲得しているという独走状態。ア・リーグで1位につけるギルについて同サイトでは、「ゲリット・コールが不在の中、ヤンキースのエースに近い存在として浮上した。11試合に先発し、7勝1敗、防御率1.99、9イニングあたり11奪三振以上の成績を残している。この3つのカテゴリーすべてでヤンキースをリードした。実際、9イニングあたりの被安打数4.12はリーグ最高成績だ」と称賛。

 また、ナ・リーグトップにランクインした今永については、「最初の2か月をMLB最高の先発投手として過ごした。5月までの10試合中7試合を無失点か1失点で抑えた」と活躍を紹介した。

 今回両リーグでトップ5にランクインした10人中投手は6人だが、両リーグとも1位と2位はピッチャーという結果に(ナ・リーグは3位も)。過去10年、投手で新人王に選ばれたのは両リーグ合わせても4人しかおらず、直近では、ア・リーグが2018年の大谷翔平(当時エンゼルス)、ナ・リーグは2020年のデビン・ウィリアムス(ブルワーズ)が受賞した。このことを考えると今シーズンは、少し異例の状況と言える。

 両リーグとも揃ってピッチャーが新人王を受賞するのは、各リーグ1人ずつの選出が始まった1949年以来わずか4回のみ。近年では2011年にクレイグ・キンブレル(ブレーブス)とジェレミー・ヘリクソン(レイズ)が受賞しており、このままいけば同年以来、史上5回目となる。

 また、断トツの1位票を獲得している今永やそれを追う山本ら日本人投手が受賞するとなると、1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、2018年の大谷以来4人目の快挙となる。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】新人王候補筆頭、今永が先発登板したカブスvsブルワーズ戦のマッチハイライト!
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