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ヤ軍ジャッジがメジャートップ22、23号弾も空砲…屈辱の11失点大敗にNYファン意気消沈「試合途中で一斉にスタジアムから溢れ出た」

THE DIGEST編集部

2024.06.09

ジャッジがHRキングを独走する2本のアーチを放つも、ヤンキースはドジャースに完敗した。(C)Getty Images

 屈辱の大敗にNYファンのため息が漏れた。

 現地6月8日、ロサンゼルス・ドジャースはニューヨーク・ヤンキースと敵地で対戦し、テオスカー・ヘルナンデスが満塁弾を含む6打点の猛打爆発で11対3と完勝。連勝を3に伸ばした。「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は3試合ぶりの打点となる左前適時打を放つなど、4打数1安打1打点とした。

 全米で生中継されるほど、人気・実力ともメジャー屈指の好カードは終盤、一方的な展開となった。

 ドジャースが2点リードで迎えた8回表、相手の失策と2つの四球で1死満塁のビッグチャンスを作ると、打席には2回に先制14号ソロを放ったヘルナンデス。カウント2-2からトミー・ケインリーが投じた内角低めのチェンジアップをすくい上げると、打球角度31度で高く舞い上がったボールは424フィート(約129.2メートル)を計測し、左中間フェンス裏のブルペンに着弾。ドジャースは8対2と大きく突き放した。このあと1点を加点し、9回にも3点を追加するなど、11安打11得点でヤンキースを一蹴した。
 
 逆に愛するチームの大敗にヤンキース・ファンは意気消沈。8回に一挙4点を失った直後にバックスタンドに陣取った観客が席を立ちはじめ、9回表に大谷の5度目の打席(結果は四球)を見届けると、完全に諦めたかのように観客が一斉にスタンドの出口に向かって帰り始めた。この光景をドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のカメラがキャッチ。「ドジャースが9回に11-2とリードを奪うと、ヤンキース・ファンが一斉にスタジアムから溢れ出た」と実況。大量失点での敗北に敵ながら同情を寄せた。

 しかし、9回裏には3番アーロン・ジャッジが3回の22号ソロに続き、リーグトップを走る23号ソロを右中間に放り込む意地の一発。チームの主砲が2本のアーチで一矢を報いる結果となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ヤ軍ジャッジがリーグトップの23号弾を放つも、一斉に帰り始めるNYファン
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