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「大谷翔平がナ・リーグに移籍し、ア・リーグMVPレースは混戦」米通信社が候補者を列挙「ジャッジにはチームメイトを含め、多くのライバルがいる」

THE DIGEST編集部

2024.06.11

ドジャースとの3連戦で3本の本塁打を放ったジャッジ。(C)Getty Images

 現地6月9日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが、ロサンゼルス・ドジャースとの3連戦で今カード3発目の本塁打を放った。これでジャッジは両リーグトップを独走する26号。打率は.305でリーグ4位、打点は59でリーグ2位と期待に応える活躍を見せている。

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 そんななか、米通信社『AP』は6月10日、「大谷翔平がいなくなったア・リーグのMVPレースは混戦になる」と報道。「オオタニがナ・リーグのロサンゼルス・ドジャースに移籍したことで、ア・リーグの候補者にチャンスが訪れた。そのうちのひとりが、62本でリーグ最多本塁打記録を更新した2022年に、ア・リーグMVPに輝いたジャッジだ。21年以降、オオタニ以外で唯一MVPを獲得した選手だ」と伝えた。

 それでも、ジャッジのMVPは安泰ではない。同メディアも「MVPレースにはジャッジのチームメイトを含め、まだ多くのライバルがいる。ワシントン・ナショナルズに在籍していた21年にナ・リーグMVPの2位となったフアン・ソトは、ヤンキースでの1年目で素晴らしい活躍を披露している」と、今シーズンからヤンキースでプレーするソトの名前を挙げた。
 
 さらにその他の候補者を列挙。「ニューヨーク以外では、数人の遊撃手が台頭している」として、ボルティモア・オリオールズのガナー・ヘンダーソンとカンザスシティ・ロイヤルズのボビー・ウィットJr.をピックアップした。「ヘンダーソンは、チームの名選手カル・リプケンの偉業を再現するチャンスがある。リプケンは82年と83年に新人王とMVPを初めて2年連続で受賞した。ウィットJr.は、カンザスシティで最も輝いているスターだ」と説明している。

 また、「6月3日に負傷してしまったが、怪我をする前に19本の本塁打を打ったヒューストン・アストロズのカイル・タッカーも見逃せない。アストロズはひどいスタートを切ったが、最終的にはポストシーズン進出というハードルをクリアする可能性は十分にある」と、ジャッジ以外に4人の選手名を記している。

 大谷に関しては、「23年9月に肘の手術を受けて、今シーズンは投球していない。守備をしていない事実が、3度目のMVPを狙うオオタニにとって逆風となっている。しかし、ドジャースでは打率.310、15本塁打、打点41、盗塁14を記録している」と、成績を記すだけにとどまった。

構成●THE DIGEST編集部

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