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MLB

「アーロン・ジャッジ週間最優秀選手賞」が誕生する日も近い?ジャッジが通算11度目の週間MVPを受賞<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2024.06.11

ア・リーグ記録の62本塁打を記録した22年は3度週間MVPを受賞したジャッジ。ちなみに月間MVPも同じく11回獲得している。(C)Getty Images

ア・リーグ記録の62本塁打を記録した22年は3度週間MVPを受賞したジャッジ。ちなみに月間MVPも同じく11回獲得している。(C)Getty Images

 現地6月10日、6月第1週の週間MVPが発表された。ア・リーグは6試合で打率.500、3本塁打12打点を記録したアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が受賞。ナ・リーグでは同じく6試合で打率.360、4本塁打を放ったテオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)が名を連ねた。

 ヘルナンデスは2回目の受賞だが、ジャッジはすでに通算11回目だ。これは現役最多タイの数字。ただ、もう一人の1位であるJD・マルティネス(メッツ)がメジャー14年間で積み上げた数字であるのに対し、ジャッジは9年と密度の面では比較にならない。これを受けて、『USA TODAY』紙の名物記者ボブ・ナイチンゲールは、「近い将来、週間MVPは『アーロン・ジャッジAL週間最優秀選手賞』と呼ばれるようになるだろう」と提言している。
 
 週間MVPのア・リーグ通算最多受賞記録は14回。ホワイトソックスで1993~94年に2年連続シーズンMVPを受賞するなど活躍したDHのフランク・トーマスが保有している。ただ、これは19シーズンにまたがって樹立されたもの。シーズン58本塁打ペースと絶好調のジャッジだけに、早ければ今季中に新記録が達成されるかもしれない。となれば、ナイチンゲール記者の指摘通り「アーロン・ジャッジAL週間最優秀選手賞」のネーミングが現実味を帯びてくるかもしれない。

 ちなみに、MLB全体での週間MVP通算トップ10は以下のようになっている。

1位 ミゲル・カブレラ 16回(通算21年)
   マニー・ラミレス 16回(通算19年)
3位 バリー・ボンズ 15回(通算22年)
4位 アルバート・プーホルス 14回(通算22年)
   フランク・トーマス 14回(通算19年)
6位 アレックス・ロドリゲス 13回(通算22年)
   ノーラン・ライアン 13回(通算27年)
8位 ジョージ・ブレット 12回(通算21年)
   マイク・ピアッツァ 12回(通算16年)
   ゲリー・シェフィールド 12回(通算22年)

 トップのカブレラ&ラミレスまでは残り5回。あと数年もすれば、「アーロン・ジャッジ週間最優秀選手賞」が誕生するかもしれない?

構成●SLUGGER編集部
 
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