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プロ野球

【パ・リーグ新助っ人チェック】ジョーンズは今オフ最大のインパクト。ムーアはかつての輝きを取り戻せるか

藤原彬

2020.01.11

現役バリバリのジョーンズはオリックスのディファレンスメーカーとなれるか(C)Getty Images

現役バリバリのジョーンズはオリックスのディファレンスメーカーとなれるか(C)Getty Images

 今年も、海の向こうから新たな外国人選手が来日する。東京オリンピック開催を間近に控え、今オフは現役メジャーリーガーとの契約が相次ぎ話題を呼んだ。パ・リーグの6球団には、どのような男たちが加わっているだろうか。

■西武
ノリン(投手/30歳/マリナーズ3A)
ギャレット(投手/27歳/レンジャーズ3A)
スパンジェンバーグ(内野手/28歳/ブルワーズ)

 スパンジェンバーグは昨季、ほとんどマイナー暮らしだったが3Aで打率.309、14本塁打の好成績。パドレスに在籍した17年には13本塁打を放った中距離打者で、三塁をメインに一塁以外の内野と外野をこなせる。その汎用性が、秋山翔吾の抜けた野手陣で噛み合うようなら、強力打線の破壊力は維持されそうだ。

 ノリンは113kgの巨漢左腕で球種の多い先発タイプ。16年にトミー・ジョン手術を受けてからはメジャーでの登板がない。ギャレットは力のある速球が武器の救援投手で、縦に曲がるスライダーを決め球に使う。
 
■ソフトバンク
ムーア(投手/30歳/タイガース)

 日本シリーズ3連覇中のチームがムーアと契約して周囲を驚かせた。11年に22歳でメジャーデビューすると、シーズンでわずか3登板ながら地区シリーズ初戦の先発を任され、オフに早期囲い込みの5年1400万ドルを提示されて延長契約を結んだ。13年の17勝を含む2ケタ勝利を3度マークしたが、トミー・ジョン手術を受けた14年以降は輝きを失い、17年にはリーグ最多の15敗。昨季は右ヒザを手術して2先発のみだが、万全なら先発ローテーションに厚みを加えられるサウスポーだ。

■楽天
シャギワ(投手/29歳/前ドジャース)

 クローザー候補として獲得したシャギワは直近2年、ドジャースで通算50試合に登板。ゆったりとしたフォームから動く速球とスライダーで打者を揺さぶる。制球は安定しないが的は絞りにくそうで、メジャーとマイナーのいずれも通算奪三振率2ケタ超え。

■ロッテ ※=育成契約
ジャクソン(投手/32歳/ブルワーズ)
フローレス※(投手/30歳/BCリーグ富山)
サントス※(投手/30歳)
アコスタ※(投手/26歳/ドミニカ共和国ロス・デ・ボナオ)

 ジャクソンは16年から広島で3年間投げ、セットアッパーとしてチームのリーグ3連覇に貢献した。通算175試合に登板して防御率2.10で102ホールドポイント。ここに昨季のメジャー28登板(防御率4.45)の経験を加えて、初のパ・リーグに臨む。
 
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