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吉田正尚、復帰初戦は無安打も得意の選球眼と粘り打ちは健在。フィリーズのエース、ウィーラーに3打席で計17球を投げさせる

SLUGGER編集部

2024.06.12

好投手ウィーラー相手に復帰戦は無安打だったものの、吉田の方も得意の選球眼で相手を苦しめた。(C)Getty Images

 レッドソックスの吉田正尚が、約1ヵ月半ぶりにメジャーの舞台に戻ってきた。

 現地6月11日に行われた本拠地でのフィリーズ戦に、吉田は5番・DHでスタメン出場。2打数無安打1四球という結果だった。

 復帰1打席目の相手はフィリーズのエース、ザック・ウィーラー。さすがに容易な敵ではなかった。同点の2死三塁という好機だったが、吉田は得意のシンカーを打たされてまずはセカンドゴロに倒れてしまう。
 
 ただ、そこに至るまでに5球を投げさせたのが吉田の真骨頂だろう。第2打席もさすがと言うべきか、慎重にボールを見極めてフルカウントからの四球を選んでいる。

 7回の第3打席も3球ファウルを打つなど得意の粘り打ちを発揮した吉田。最終的にはライトフライに倒れたものの、またもウィーラーに6球を費やさせた。

 レッドソックスはウィーラーの前に散発3安打に終わり、初回の1点のみ。一方、先発のカッター・クロフォードがフィリーズの1番打者カイル・シュワーバーが2本塁打を被弾するなど4失点して敗れた。

構成●SLUGGER編集部

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