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MLB

「ビジオは素晴らしい守備手だ」ド軍“万能内野手”を米記者称賛も… 即スタメンで逆転被弾を呼ぶ失策のほろ苦デビュー

THE DIGEST編集部

2024.06.13

電撃入団後、現地13日のレンジャーズ戦に9番・三塁で即スタメン入りを果たしたキャバン・ビジオ。(C)Getty Images

電撃入団後、現地13日のレンジャーズ戦に9番・三塁で即スタメン入りを果たしたキャバン・ビジオ。(C)Getty Images

 現地6月12日、ロサンゼルス・ドジャースはトロント・ブルージェイズからDFA(事実上の戦力外)となっていたキャバン・ビジオをトレードで獲得。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が自身のX(旧ツイッター)を通じて報じた。また、同記者の報道によるとビジオとのトレードでAAAの右腕ブレイドン・フィッシャーを放出すると報じられている。
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 米スポーツ専門局「ESPN」のパッサン記者は自身のX(旧ツイッター)で「ESPNの情報筋によると、ドジャースはブルージェイズからのトレードでスーパーユーティリティーマンのキャバン・ビジオを獲得する予定だという」と綴り、ビジオについて「29歳のビジオは先週、ブルージェイズから指名選手に指定された。今年の打率は.200/.323/.291、通算打率は.227/.343/.382である」と紹介した。 

 また「右投げリリーフ投手のブレイドン・フィッシャーがキャバン・ビジオと引き換えにブルージェイズに戻ってくると、ある情報筋がESPNに語った」とトレードで放出されることが濃厚な選手に言及。さらに「今シーズンはAAとAAAでプレーし、防御率5.68、19イニングで30奪三振、15与四球、速球は90マイル前半から中盤の成績だ」と続けた。

 そして同記者のポストを引用する形でビジオが在籍していたブルージェイズの地元メディア『Sportsnet Stats』も公式X(旧ツイッター)で「キャバン・ビジオはブルージェイズで490試合に出場し、48本塁打と176打点を記録。彼の最高のシーズンは2019年で、16本塁打、48打点を記録し、ア・リーグの新人王投票で5位にランクインした」とビジオのキャリアを紹介している。
 
 MLBネットワークなどで活躍するデービッド・バッセイ記者は自身のX(旧ツイッター)で「ブルージェイズの関係者から聞いた話では、ビジオは素晴らしい守備手だ…ストライクゾーンをコントロールし、少し調整すれば打者としても優秀な選手になれる」と綴り称賛。ビジオの活躍に期待を寄せていた。

 そんなビジオは報道の翌日、本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に9番・三塁でいきなりスタメン出場。1点リードの5回1死一塁の場面で、レンジャーズのマーカス・セミエンが放った三ゴロを失策。1死一、二塁となり、先発ウォーカー・ビューラーが2番・指名打者のコリー・シーガーに逆転3ランホームランを浴びる結果となった。

 またビジオは攻撃で、この日3打数1安打で今季通算の打率は.204。試合はレンジャーズに2対3で敗れる、痛恨の“ド軍”デビューとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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