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大谷翔平がリーグトップに浮上する今季メジャー”最長”145メートル特大弾! ドジャースは敗北濃厚の9回に満塁&3ラン2発で大逆転勝利!

THE DIGEST編集部

2024.06.19

大谷は6回に今季20本目となるHRを放った。(C)Getty Images

 敗北濃厚の試合を全員野球でひっくり返した。

 現地6月18日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は敵地でのコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、6回に4年連続5度目となる20号本塁打を放ち、リーグトップのマーセル・オズーナ外野手(アトランタ・ブレーブス)に並んだ。試合はドジャースが5点ビハインドの9回に2本のアーチで7得点を挙げ、11対9で大逆転勝利を飾った。

 不動の切り込み隊長だったムーキー・ベッツが左手を骨折し、前日から1番に昇格した大谷は初回の第1打席は二ゴロに倒れた。

 一方、ドジャースは先発のウォーカー・ビューラーが立ち上がりから大乱調。先頭打者にいきなり死球を与えると、連打を浴びてあっという間に4点を献上してしまう。さらに2回も1死一塁でエラウリス・モンテロに2ラン、4回にはソロホームランを浴びて7失点でKOされた。

 序盤で大量ビハインドとなったドジャースは3回、1死三塁で大谷の第2打席は詰まった一ゴロに倒れたがランナーがホームを踏み、1点を返した。

 するとドジャースが5点を追う6回、先頭で迎えた大谷は先発左腕オースティン・ゴンバーの甘く入った83.9マイル(約135キロ)のスライダーを完璧に捉えると、打球はぐんぐん伸びてバックスクリーンに着弾した。打球初速113マイル(約181.9キロ)、飛距離476フィート(約145.1メートル)を計測する豪快な一撃で、MLB公式サイトによると今季メジャー最長弾だった。

 大谷は4点を追う7回2死一、二塁での第4打席は高め直球を叩く惜しい当たりだったが、中直に終わった。
 
 しかし、大谷の特大弾で息を吹き返したドジャースは5点ビハインドで迎えた9回表、ヒットと2つの四球で1死満塁のビッグチャンスを作ると、デーブ・ロバーツ監督はジェイソン・ヘイワードを代打で送る。するとこの起用がズバリ当たり、ヘイワードは6球目のスライダーをすくい上げて右翼ポールを直撃するグランドスラムで1点差に迫る。

 活気づくドジャース・ベンチの勢いは続き、大谷が左安打で出塁。続くウィル・スミスは見逃し三振に倒れたが、フレディ・フリーマンが申告敬遠されて2死一、二塁の好機になると、4番テオスカー・ヘルナンデスが値千金の3ランを右中間スタンドに運び、ドジャースが土壇場で逆転に成功した。

 9回はランナーをひとり出したが、細かい継投でなんとか逃げ切ったドジャース。大谷は5打数2安打2打点2得点で、3試合連続のマルチ安打。打率を.316に上げている。

構成●THE DIGEST編集部

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