値千金の逆転ホームラン直前の判定が物議を醸している。
現地6月18日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でのコロラド・ロッキーズ戦で5点ビハインドの9回表にジェイソン・ヘイワードの満塁弾、そしてテオスカー・ヘルナンデスの3ラン本塁打で一挙7点を奪う猛攻を見せ、試合をひっくり返す会心の逆転勝利を飾った。
敗色濃厚の試合で劇的なドラマが起きた。4対9で迎えた9回、1死満塁でドジャースは代打ヘイワードが右翼ポール直撃のグランドスラムで1点差に迫ると、さらに大谷翔平が左安打でつないだ。続くウィル・スミスは見逃し三振に倒れて2アウトとなったが、フレディ・フリーマンが申告敬遠となり、2死一、二塁と絶好機を迎えた。
4番のヘルナンデスが打席に立ち、カウント1-2と追い込まれてから高め160キロの直球をハーフスイングした。空振り三振かと思われたが、一塁塁審は完全なスイングだと認めず「セーフ」と判定。すると、このジャッジを巡ってロッキーズのバド・ブラック監督が怒りを露にしてベンチを飛び出した。興奮気味に指をさすと、塁審は指揮官に退場を宣告。球場が騒然となるなか、その直後にヘルナンデスが甘く入ったストレートを完璧に捉えて右中間スタンドに運ぶと、興奮と悲鳴が入り混じった歓声が上がった。
その裏、ゼロに抑えたドジャースが痛快な勝利を挙げ、逆にロッキーズはあと1球から衝撃の逆転負けを喫した。
無論、この結果には喜怒哀楽のリアクションがSNS上で溢れた。特に、ヘルナンデスの逆転ホームラン直前の判定には米記者から疑問の声が上がっている。NHLのロサンゼルス・キングスを熱心に取材するラッセル・モーガン氏はヘルナンデスのハーフスイングの決定的瞬間の画像を自身のX(旧ツイッター)に添付して「スイングのようだ」と呟き、塁審のジャッジに疑問を投げかけた。
同氏はさらに立て続けにXを更新。ヘルナンデスのホームラン動画を共有して「ロッキーズのバド・ブラック監督は、9回2死2ストライクの状況でテオスカー・ヘルナンデスのハーフスイングの判定に異議を唱えて退場となり、トドメを刺された」と付け足し、微妙な判定に泣いたホームチームに同情を寄せた。
米放送局『Fox Sports』のMLB記者であるローワン・カブナー氏も、微妙な判定に注視した。同氏はXに「クアーズ・フィールドでの1分間のアクションはマジでクレイジーだった」と記し、9回の攻防に大興奮。誰も予想できない劇的な幕切れとなり、野球の醍醐味に酔いしれた。
なお、大谷は6回に今季のメジャー最長飛距離となる476フィート(約145.1メートル)を計測する特大の20号ソロを放つなど、5打数2安打2打点でナ・リーグの本塁打数トップに並んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「スイングだろ?」”逆転3ラン直前”のヘルナンデスの疑惑判定の瞬間
現地6月18日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でのコロラド・ロッキーズ戦で5点ビハインドの9回表にジェイソン・ヘイワードの満塁弾、そしてテオスカー・ヘルナンデスの3ラン本塁打で一挙7点を奪う猛攻を見せ、試合をひっくり返す会心の逆転勝利を飾った。
敗色濃厚の試合で劇的なドラマが起きた。4対9で迎えた9回、1死満塁でドジャースは代打ヘイワードが右翼ポール直撃のグランドスラムで1点差に迫ると、さらに大谷翔平が左安打でつないだ。続くウィル・スミスは見逃し三振に倒れて2アウトとなったが、フレディ・フリーマンが申告敬遠となり、2死一、二塁と絶好機を迎えた。
4番のヘルナンデスが打席に立ち、カウント1-2と追い込まれてから高め160キロの直球をハーフスイングした。空振り三振かと思われたが、一塁塁審は完全なスイングだと認めず「セーフ」と判定。すると、このジャッジを巡ってロッキーズのバド・ブラック監督が怒りを露にしてベンチを飛び出した。興奮気味に指をさすと、塁審は指揮官に退場を宣告。球場が騒然となるなか、その直後にヘルナンデスが甘く入ったストレートを完璧に捉えて右中間スタンドに運ぶと、興奮と悲鳴が入り混じった歓声が上がった。
その裏、ゼロに抑えたドジャースが痛快な勝利を挙げ、逆にロッキーズはあと1球から衝撃の逆転負けを喫した。
無論、この結果には喜怒哀楽のリアクションがSNS上で溢れた。特に、ヘルナンデスの逆転ホームラン直前の判定には米記者から疑問の声が上がっている。NHLのロサンゼルス・キングスを熱心に取材するラッセル・モーガン氏はヘルナンデスのハーフスイングの決定的瞬間の画像を自身のX(旧ツイッター)に添付して「スイングのようだ」と呟き、塁審のジャッジに疑問を投げかけた。
同氏はさらに立て続けにXを更新。ヘルナンデスのホームラン動画を共有して「ロッキーズのバド・ブラック監督は、9回2死2ストライクの状況でテオスカー・ヘルナンデスのハーフスイングの判定に異議を唱えて退場となり、トドメを刺された」と付け足し、微妙な判定に泣いたホームチームに同情を寄せた。
米放送局『Fox Sports』のMLB記者であるローワン・カブナー氏も、微妙な判定に注視した。同氏はXに「クアーズ・フィールドでの1分間のアクションはマジでクレイジーだった」と記し、9回の攻防に大興奮。誰も予想できない劇的な幕切れとなり、野球の醍醐味に酔いしれた。
なお、大谷は6回に今季のメジャー最長飛距離となる476フィート(約145.1メートル)を計測する特大の20号ソロを放つなど、5打数2安打2打点でナ・リーグの本塁打数トップに並んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】「スイングだろ?」”逆転3ラン直前”のヘルナンデスの疑惑判定の瞬間
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