オリックスの西川龍馬がようやく本来の力を発揮しつつある。
【PHOTO】球場を盛り上げたオリックス・バファローズ球団公式ダンス&ヴォーカルユニット 「BsGravity」を特集!
交流戦では打率.314、1本塁打、12打点をマーク。交流戦前までは.223だった打率は.249まで上がってきており、得点圏打率も3割を超えた(.316)。シーズン開幕からパ・リーグのピッチャー相手に苦心していた西川だが、交流戦終盤には4番を任され、難しい球にもしっかり対応していただけに、リーグ戦再開後もさらなる活躍に期待したい。
6月6日のDeNA戦では、4日の試合で打ち取られた左腕の坂本裕哉から同点タイムリー。「坂本から打ったやつで、ちょっと楽になりました。ヘッド(水本勝己ヘッドコーチ)からもね、『この前やられてるからやり返してこい』って言われたので、何とか打てて良かったです」と振り返った。「なかなか点が取れていない中で、ああやって得点圏で打てたっていうのは、僕にとっても大きいですし、 それでチームも勝ったので良かった」と“4番らしい”コメントも残した。
猛打賞については「ここ最近、打ち取られても、あんまり嫌な感じはしなかった。結果、こうやってヒットを打てて、まずは良かったです。チャンスの場面では空振りオッケーぐらいで、初球からどんどん行こうって決めてたんで。 外構えがちょっと真ん中気に入ってきたんで一発で捉えられて良かった」と初球からフルススウィングを仕掛ける強気のバッティングスタイルが結果につながっていることを強調する。 FA移籍1年目、シーズン序盤は慣れないパ・リーグの投手に苦しめられた。「ちょっと前からいろいろやって、いいものも見つかってきてるんで。それをうまく継続しながらやっていけたらなって。それは微々たるもんですけど。身体の使い方であったり、トップの位置であったり。コーチやスタッフの方々と話しながらやった結果がいいように出ている」と、ようやく攻略の糸口をつかんだようだ。
「横浜スタジアムと東京ドームは打ってるイメージがある」とも話していたが、そこに京セラドーム大阪や、ほっともっとフィールド神戸も加わることを願いたい。中嶋聡監督は西川が活躍しても「もっとやってもらわなきゃ困るんでね」と敢えて厳しい注文をつけているが、それだけ西川への期待が高いということでもある。
故障で戦線を離れていた森友哉が好調な状態で復帰したが、入れ替わるように中川圭太が離脱。西川も、これまでは怪我が多い選手だったが、ここまで健康に過ごしているのは当たり前のようで素晴らしいこと。彼の打棒なくして、奇跡の大逆転優勝はあり得ない。
取材・文●どら増田
【著者プロフィール】
どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させたことも。
【関連記事】オリックス『夏の陣』でブラックユニフォーム復活!担当者が語る決定の経緯「いろんなものを削ぎ落としました」【オリ熱コラム2024】
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交流戦では打率.314、1本塁打、12打点をマーク。交流戦前までは.223だった打率は.249まで上がってきており、得点圏打率も3割を超えた(.316)。シーズン開幕からパ・リーグのピッチャー相手に苦心していた西川だが、交流戦終盤には4番を任され、難しい球にもしっかり対応していただけに、リーグ戦再開後もさらなる活躍に期待したい。
6月6日のDeNA戦では、4日の試合で打ち取られた左腕の坂本裕哉から同点タイムリー。「坂本から打ったやつで、ちょっと楽になりました。ヘッド(水本勝己ヘッドコーチ)からもね、『この前やられてるからやり返してこい』って言われたので、何とか打てて良かったです」と振り返った。「なかなか点が取れていない中で、ああやって得点圏で打てたっていうのは、僕にとっても大きいですし、 それでチームも勝ったので良かった」と“4番らしい”コメントも残した。
猛打賞については「ここ最近、打ち取られても、あんまり嫌な感じはしなかった。結果、こうやってヒットを打てて、まずは良かったです。チャンスの場面では空振りオッケーぐらいで、初球からどんどん行こうって決めてたんで。 外構えがちょっと真ん中気に入ってきたんで一発で捉えられて良かった」と初球からフルススウィングを仕掛ける強気のバッティングスタイルが結果につながっていることを強調する。 FA移籍1年目、シーズン序盤は慣れないパ・リーグの投手に苦しめられた。「ちょっと前からいろいろやって、いいものも見つかってきてるんで。それをうまく継続しながらやっていけたらなって。それは微々たるもんですけど。身体の使い方であったり、トップの位置であったり。コーチやスタッフの方々と話しながらやった結果がいいように出ている」と、ようやく攻略の糸口をつかんだようだ。
「横浜スタジアムと東京ドームは打ってるイメージがある」とも話していたが、そこに京セラドーム大阪や、ほっともっとフィールド神戸も加わることを願いたい。中嶋聡監督は西川が活躍しても「もっとやってもらわなきゃ困るんでね」と敢えて厳しい注文をつけているが、それだけ西川への期待が高いということでもある。
故障で戦線を離れていた森友哉が好調な状態で復帰したが、入れ替わるように中川圭太が離脱。西川も、これまでは怪我が多い選手だったが、ここまで健康に過ごしているのは当たり前のようで素晴らしいこと。彼の打棒なくして、奇跡の大逆転優勝はあり得ない。
取材・文●どら増田
【著者プロフィール】
どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させたことも。
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