古巣相手に強烈なインパクトを残した。
現地6月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場したロサンゼルス・エンジェルス戦で2戦連発となる22号2ランを打つなど、2打数2安打2打点の活躍を見せた。チームは延長戦の末に2対3で逆転負けを喫したが、古巣相手に今季からプレーする名門球団の一員として堂々たる姿を披露した。
ドジャース移籍後、愛着あるエンジェルスと公式戦で初対戦した大谷には地元メディアも熱い視線を送っていた。米放送局『NBC Los Angeles』は5回に放った先制の一発を振り返り、「オオタニは3番手リリーフのマット・ムーアから右中間に455フィート(約138.7メートル)のホームランを放ち、ナ・リーグトップの今季22本目を叩き込んだ。彼にとっては、ここ11試合で7本目のホームランである」と紹介。直近4試合で18打数8安打7打点で打率.381、OPS1.268というハイアベレージをマークする好調さを補足しながら、その衝撃的な特大弾を称えた。
一方、米紙『Los Angeles Times』は「ショウヘイ・オオタニが455フィートの本塁打を放つも、ドジャースを救うことはできなかった」と辛辣な見出しを打ち、ナ・リーグ西地区首位を独走するチームが、借金16を抱える低迷球団に力なく敗北したと伝えた。
記事内の寸評を見ると、「ドジャー・ブルーを身に纏ったオオタニにとって、ライバル対決で初めての敗戦となった。ドジャースは5回にオオタニの2ランで先制したものの、彼の古巣とのレギュラーシーズン初対戦となった記念すべき試合では、それ以上何もできず、エンジェルスに2対3で延長10回に黒星を喫した」と記され、エンジェルスの細かい継投策の前にドジャース打線はつながりを欠いた。
デーブ・ロバーツ監督は、ここ11試合で7本塁打、打率4割を超える大谷について、「オオタニは今、最もホットな状態(絶好調)だと思う」と絶賛の言葉を送るが、「だが今夜、我々は彼をサポートできなかった」と肩を落とし、大谷以外の打撃陣の不振を嘆いた。
指揮官の言葉通り、左手を骨折して離脱したムーキー・ベッツと休養日のウィル・スミスを欠いたドジャース打線は、完全に偉才頼みだった。大谷は2つの四球を含めて4打席すべて出塁したが、2番に入ったテオスカー・エルナンデス、3番フレディ・フリーマンは無安打に終わり、わずか3安打にとどまり好機を作れなかった。
記事を執筆したジャック・ハリス氏は「エンジェルス在籍中、一度もポストシーズンに進出したことのないチームの中で、オオタニは唯一の明るい話題だった。昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の巨額契約を結んだ最初のシーズンで、彼は10月に向けてクルージングしているだけでなく、現在ワールドシリーズ優勝オッズの最有力候補に推されている球団で最高の選手になっている」と綴り、6月後半から爆発的な勢いで打率、ホームランの数字を伸ばしている大谷の打撃を高く評価している。主力の離脱が続くなか、背番号17の奮闘が今後も大きなカギを握ると論じている。
エンジェルス時代に発揮した異次元な打棒は、名門球団の中でも突出した存在として異彩を放っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平が2戦連発!古巣エンジェルスに挨拶代わりの22号2ラン!
現地6月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場したロサンゼルス・エンジェルス戦で2戦連発となる22号2ランを打つなど、2打数2安打2打点の活躍を見せた。チームは延長戦の末に2対3で逆転負けを喫したが、古巣相手に今季からプレーする名門球団の一員として堂々たる姿を披露した。
ドジャース移籍後、愛着あるエンジェルスと公式戦で初対戦した大谷には地元メディアも熱い視線を送っていた。米放送局『NBC Los Angeles』は5回に放った先制の一発を振り返り、「オオタニは3番手リリーフのマット・ムーアから右中間に455フィート(約138.7メートル)のホームランを放ち、ナ・リーグトップの今季22本目を叩き込んだ。彼にとっては、ここ11試合で7本目のホームランである」と紹介。直近4試合で18打数8安打7打点で打率.381、OPS1.268というハイアベレージをマークする好調さを補足しながら、その衝撃的な特大弾を称えた。
一方、米紙『Los Angeles Times』は「ショウヘイ・オオタニが455フィートの本塁打を放つも、ドジャースを救うことはできなかった」と辛辣な見出しを打ち、ナ・リーグ西地区首位を独走するチームが、借金16を抱える低迷球団に力なく敗北したと伝えた。
記事内の寸評を見ると、「ドジャー・ブルーを身に纏ったオオタニにとって、ライバル対決で初めての敗戦となった。ドジャースは5回にオオタニの2ランで先制したものの、彼の古巣とのレギュラーシーズン初対戦となった記念すべき試合では、それ以上何もできず、エンジェルスに2対3で延長10回に黒星を喫した」と記され、エンジェルスの細かい継投策の前にドジャース打線はつながりを欠いた。
デーブ・ロバーツ監督は、ここ11試合で7本塁打、打率4割を超える大谷について、「オオタニは今、最もホットな状態(絶好調)だと思う」と絶賛の言葉を送るが、「だが今夜、我々は彼をサポートできなかった」と肩を落とし、大谷以外の打撃陣の不振を嘆いた。
指揮官の言葉通り、左手を骨折して離脱したムーキー・ベッツと休養日のウィル・スミスを欠いたドジャース打線は、完全に偉才頼みだった。大谷は2つの四球を含めて4打席すべて出塁したが、2番に入ったテオスカー・エルナンデス、3番フレディ・フリーマンは無安打に終わり、わずか3安打にとどまり好機を作れなかった。
記事を執筆したジャック・ハリス氏は「エンジェルス在籍中、一度もポストシーズンに進出したことのないチームの中で、オオタニは唯一の明るい話題だった。昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の巨額契約を結んだ最初のシーズンで、彼は10月に向けてクルージングしているだけでなく、現在ワールドシリーズ優勝オッズの最有力候補に推されている球団で最高の選手になっている」と綴り、6月後半から爆発的な勢いで打率、ホームランの数字を伸ばしている大谷の打撃を高く評価している。主力の離脱が続くなか、背番号17の奮闘が今後も大きなカギを握ると論じている。
エンジェルス時代に発揮した異次元な打棒は、名門球団の中でも突出した存在として異彩を放っている。
構成●THE DIGEST編集部
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