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プロ野球

日本ハム9部門ファン投票1位で“球宴ジャック伝説”に新たな1ページ?新庄監督の現役時代の華麗なパフォーマンスをプレイバック!<SLUGGER>

筒居一孝(SLUGGER編集部)

2024.07.05

04年の球宴で史上初のホームスチールを決める新庄。衝撃のパフォーマンスで毎年のようにファンを沸かせていた。写真:産経新聞社

04年の球宴で史上初のホームスチールを決める新庄。衝撃のパフォーマンスで毎年のようにファンを沸かせていた。写真:産経新聞社

 7月2日、マイナビオールスターゲーム2024のファン投票最終結果が発表された。新庄剛志監督が指揮を執る日本ハムは、指名打者を除き実に9部門でトップ選出。ファイターズ勢による“球宴ジャック”が話題となっている。

 ところで“球宴ジャック”といえば、新庄監督の現役時代の代名詞でもある。阪神と日本ハムで計7度選出され、何度も主役の座をかっさらってきた。

【阪神時代】
▼1999年
 94年と97年にも球宴に出場しているが、いずれも無安打。お祭り男の本領を発揮したのは、3度目となる99年だった。第2戦に「2番・レフト」でスタメン出場すると、第1打席で黒木知宏(ロッテ)からオールスター初ヒットを記録。セ・リーグ通算1000安打となったこの一打を皮切りに、猛打賞で勝利に貢献した。「セ・パ分立50周年記念試合」と銘打たれた第3戦ではトップバッターで出場。3回にタイムリー、6回のソロ本塁打でセの全得点を叩き出してMVPに選ばれた。
 
▼2000年
 阪神でのラストイヤーとなったこの年の第3戦は、故郷である長崎県のビッグNスタジアムで開催。8回に先頭打者として打席に立つと、フルカウントから森慎二(西武)の投じた146キロを強振。本人も打った瞬間にホームランと確信した当たりは、スタンドを超えて場外へと消えていった。MVPこそ逃したものの、この一発で優秀選手賞を受賞。翌年からは、メジャーリーグに活躍の場を移した。
 
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