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MLB

ヤンキースがエンジェルスの2選手に関心と米報道「ニューヨークへの嫌悪感を飲み込み、移籍を真剣に検討する必要がある」エ軍メディアも前向き

THE DIGEST編集部

2024.07.05

ヤンキースが興味を持っていると報じられたエンジェルスのレンヒーフォ(左)とエステベス(右)。(C)Getty Images

ヤンキースが興味を持っていると報じられたエンジェルスのレンヒーフォ(左)とエステベス(右)。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの2選手が、ニューヨーク・ヤンキースの関心を引いているようだ。米放送局『ESPN』のデビッド・シィーンフィールド記者が「ヤンキースの守備が問題だ。ブルペンの厚みも必要になっている」として、エンジェルスの内野手ルイス・レンヒーフォと、守護神カルロス・エステベスの獲得に動く可能性を示唆した。

【動画】現地7月3日のアスレティックス戦で、レンヒーフォがスイングした後に右手を負傷

「ヤンキースは、一塁手に加えて二塁手と三塁手が問題になっている。それらのポジションをアップグレードできる選手が見つかれば、動き出すだろう。可能性があるのが、エンジェルスのレンヒーフォだ。打率は3割超えと堅実な攻撃力を持ち、二塁手としても三塁手としてもプレーできる」

 レンヒーフォは現地7月3日のオークランド・アスレティックス戦で右手を負傷。怪我の詳細は明かされていないものの、今シーズンは打率.315と低調なチームにあって、メジャートップクラスの成績を残している。一方のエステベスについては、「ブルペンを補強するため、今シーズン終了後にFAになるエステベスに注力する可能性がある」と伝えた。

 この報道にエンジェルス専門メディア『Halo Hangout』も反応し、「エンジェルスとヤンキースのトレードの噂が熱を帯びている」と報じた。

「7月30日のトレード期限までに、ア・リーグのライバルチームとトレードすることは、時間が経つにつれて、ますます意味のあるものになってきている。他球団からすれば、エンジェルスの選手すべてがトレード対象者に挙げられる。なぜなら、毎年のように確実に“売り手”にまわると目されている数少ないチームだからだ」
 
 エンジェルスは現地7月3日時点で36勝49敗。ア・リーグ西地区の4位に位置。2日と3日には、同地区最下位のオークランド・アスレティックスに5対7、0対5と連敗を喫している。

「最近の噂は、ほぼすべての優勝候補チームが活用できる選手(タイラー・アンダーソンやテイラー・ウォード)から、ニッチな選手に移りつつある。『ESPN』が報じたように、レンヒーフォやエステベスが評価されるようになった。ヤンキースとのトレードはうまくいくかもしれない。対価として有望な若手投手を得ることができるなら、エンジェルスはニューヨークへの嫌悪感を飲み込み、移籍を真剣に検討する必要がある」

 同メディアは再建に向けた動きになりそうな点を評価。ヤンキースとのトレードの噂を前向きに捉えていた。

構成●THE DIGEST編集部

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