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「ハッスルが足りないとか、そういうことじゃない」鈴木誠也の痛恨落球をメジャー初完投の同僚が擁護「あれも野球の一部」

THE DIGEST編集部

2024.07.06

初回に2ランを放った鈴木だったが、4回の守備時に落球してしまった。(C)Getty Images

初回に2ランを放った鈴木だったが、4回の守備時に落球してしまった。(C)Getty Images

 現地7月5日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦に「4番・右翼」としてスタメン出場し、第1打席で3試合ぶりとなる先制12号2ランをマーク。4打数1安打2打点でチームの勝利に貢献したが、4回の守備で平凡な右飛を落球してしまい、今季3個目の失策を記録するシーンもあった。

【動画】鈴木の2ランアーチ&何でもない飛球を落球したシーン

 3点リードの4回2死走者なしという場面だ。ここでエンジェルスの4番ローガン・オホッピーが浅い飛球を打ち上げると、前進しながら捕球を試みた鈴木がまさかの落球。カブスの先発左腕ジャスティン・スティールにこの日初となる得点圏の走者を背負わせてしまい、悔しそうに地面に拳をたたく姿も見られた。

 それでもカブスがこの回を無失点で切り抜けて、5対1で2連勝を飾った。地元紙『Chicago Sun-Times』によると、メジャー初完投&今季初勝利を飾ったスティールは試合後、鈴木の落球シーンについて言及し、「彼がボールを捕ろうとしているのはわかる。ハッスルが足りないとか、そういうことじゃない」と擁護していたという。
 
 さらに、「ああいうのも野球の一部だ」と続ければ、「いろいろなことが起きて当たり前だと思う。チームメイトはみんな彼をバックアップするし、後ろから支える」と力強くコメント。「セイヤがどれだけ特別な存在になれるかは、俺たちが知っている」とも話し、直近9試合で4本塁打と打撃好調の鈴木に大きな信頼を示していた。

 今季はここまで63試合に出場し、打率.262、12本塁打、36打点、OPS.806という数字の鈴木。打席での活躍が増え始めているだけに、守備面でのミスを修正していきたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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