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大谷翔平がメジャー通算200号到達も「偉業を勝利で祝えなかった」 痛恨の大逆転負けにロバーツ監督は嘆き止まらず「言い訳できない」

THE DIGEST編集部

2024.07.14

まさかの大逆転負けに悔しさをにじませたロバーツ監督。(C) Getty Images

 現地7月13日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地デトロイト・タイガース戦に「1番・DH」として先発出場し、6試合ぶりの29号ソロを含む4打数2安打2打点、2四球、1盗塁と大活躍。日本人初のメジャー通算200号を達成したが、試合はドジャースが延長10回の末、9対11の逆転負けを喫している。
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 偉才のバットが火を噴いたのは、2対2の5回先頭だ。この第3打席でタイガースの先発ケイダー・モンテロと対峙すると、2球目の甘いチェンジアップを捉え、勢いよく飛び出したライナー性の打球は、右翼ポール際へ。これが時速107.8マイル(約173.5キロ)、飛距離373フィート(約114メートル)を計測する一時勝ち越しの豪快アーチとなった。

 その後、9対4で9回を迎えたドジャースだが、5番手リッキー・バナスコが3連打を許し、1死も取れず降板。さらに、後を継いだ守護神エバン・フィリップスも2死から左前適時打、同点2ランを浴び、試合は振り出しに...。そして10回には、7番手ヨハン・ラミレスが逆転2ランを被弾し、まさかのサヨナラ負けを喫した。
 
 MLB公式サイトによれば試合後、ドジャースのロバーツ監督は、大谷のメモリアルアーチに対して、「本当に信じられない」と振り返り、「MVP級のものすごいシーズンだ」と称賛のコメント。「彼がこれほど早くに200号本塁打に到達するのは、驚くべきこと」と続けながらも、「彼の偉業を勝利で祝えなかった」と悔しさをにじませている。

 また、同試合の戦いぶりについては、「我々らしくない」と感想を口にし、「5点リードからの逆転負けは言い訳できない。我々はもっと良くならなければならない」と心境を吐露。1勝1敗で迎える現地14日のカード最終戦に向けては、「まだこのシリーズに勝つチャンスはある」と気持ちを切り替え、前を向いていた。

構成●THE DIGEST編集部

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