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直近7試合で6敗の大不振…救援ラミレス自滅で2戦連続サヨナラ負けのドジャースに番記者は辛辣ジャッジ「リセットが必要だ」

THE DIGEST編集部

2024.07.15

ラミレスは連日に引き続き、敗戦投手となってしまった。(C)Getty Images

 2戦連続で9回に悪夢が待っていた。

 現地7月14日、ロサンゼルス・ドジャースはデトロイト・タイガースと対戦し、3対4で逆転サヨナラ負けを喫した。大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場し、4打数2安打で2試合連続のマルチ安打を記録するも、チームはカード3連戦を負け越してシーズン前半戦を終えた。

 ドジャースが1点リードして迎えた9回裏、またも信じられない展開が起きた。8回から登板した5番手のヨハン・ラミレスが先頭に右翼線三塁打を浴びると、代打ジャスティンヘンリー・マロイに中適時打を許して同点に追い付かれた。さらに次打者が一塁側にバントしたところラミレスがボール処理を誤り、無死一、二塁とピンチがさらに拡大。続くウェンシール・ペレスも投手前にバントすると、ラミレスはフォースアウトを狙い三塁に送球したが、これが大きく逸れて二塁ランナーが生還し、タイガースが劇的なサヨナラ勝ち。ラミレスの自滅で、まさかの幕切れとなった。
 
 連日の敗北にドジャース番記者からは憤怒の声が上がっている。米スポーツメディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ氏は「ヨハン・ラミレスが連続のバントプレーで送球エラーを犯し、タイガースがサヨナラ勝ちを収めた」と自身のX(旧ツイッター)に綴り、文面の最後に「oh my goodness…」と付け加え、落胆の色を隠せなかった。

 他にも、米紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス氏は「ドジャースは56勝41敗…是が非でもブレイク(球宴休暇)でリセットが必要だ」と書き込み、ここ7試合で1勝6敗と急降下のチームに危機感を覚えた。米スポーツ専門局『ESPN』の番組に出演するブレイク・ハリス氏も同じような着眼点を持ち、「ドジャースはここ47試合で23勝24敗、うち直近13試合で9敗という成績でオールスターブレイクを迎える」と記し、開幕からの勢いが完全になくなったと断じた。

 ドジャースは前半戦を56勝41敗で勝率.577とし、ナ・リーグ西地区首位をキープしているものの、投打で主力の故障者が続出して精彩を欠く試合が続いている。前半戦の最終ゲームで、不安の残る手痛い一敗を喫した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】連日の悲劇…ラミレスの悪送球でドジャース逆転サヨナラ負け
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