MLBオールスターゲームのホームラン・ダービーが７月15日（日本時間16日）、オールスターの試合会場となる米テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールド（テキサス・レンジャーズの本拠地）で行なわれた。
【動画】MLB球宴でベテラン捕手・ペレスとウガンダ出身のカスンバが熱い抱擁を交わし対面する様子をチェック！

　同日、メジャーリーグ公式サイトのミネソタ・ツインズ担当パク・ドヒョン記者が「一躍有名になったウガンダ人がサルバドールからオールスターの贈り物をもらう」と題した記事を更新。MLBドラフトリーグでメジャーリーガーを目指して奮闘するデニス・カスンバ選手に起こった、まさかの嬉しい出来事を伝えた。

　それは突然の出来事だった。「おい、サルバドールがクラブハウスまで来ていいって言ってるぞ！」 とカンザスシティ・ロイヤルズのベテラン捕手であるサルバドール・ペレスがカスンバを関係者エリアに招待した。

　ロイヤルズの34歳ペレスは「カスンバをホームランダービー中のア・リーグ側の長椅子に連れ出し、何人かの選手と写真を撮らせた。そして、ペレスはカスンバを廊下まで連れて行き、そこで大きな袋のファスナーを開け始め、キャッチャー用マスク、胸部プロテクター、すね当てといった捕手用具一式とバット２本を渡した」とカスンバに起きた夢のような瞬間を記した。

　まさかのサプライズプレゼントにカスンバは「これはオールスターのキャッチャー道具だから、とてもとても嬉しかった」と興奮気味に語り、さらに「私が持っていたものはかなり古いものだった。でも世界最高の捕手から新しいキャッチャー道具をもらったんだ。彼は世界最高の捕手。私も同じキャッチャーで、同じように（偉大な）人間でなければならない。本当にとっても幸せです」「私も彼のようになりたい」と感動を伝えた。
  　またペレスは、ウガンダ出身のカスンバにとって自身が憧れの選手の一人であったことを伝えられると、「それは僕にとってもかなり意味のあることだ。とても興奮している。彼に会えたことに感謝している」と感想を語った。

　なお、MLBオールスターゲームは翌日の現地７月16日（日本時間17日）に米テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールド（テキサス・レンジャーズの本拠地）で開催され、ア・リーグが５－３でナ・リーグを下した。

構成●THE DIGEST編集部

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