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MLB

「素晴らしいトレードだ!」打倒ドジャース一番手のパドレス、WBCアメリカ代表リリーバー獲得に現地熱狂!「大きな意味がある」

SLUGGER編集部

2024.07.29

アダムは“投手魔改造工場”ことレイズの最高傑作の一人。23年のWBCでは4登板で無失点だった。(C)Getty Images

アダムは“投手魔改造工場”ことレイズの最高傑作の一人。23年のWBCでは4登板で無失点だった。(C)Getty Images

 現地7月20日から7連勝を記録し、地区首位のドジャースを急追しているパドレスが、トレード期限も間近に迫った28日に動いた。2023年のWBCではアメリカ代表にも名を連ねたリリーバー、ジェイソン・アダムを、3選手との交換でレイズから獲得したのだ。

 アダムは回転数の高い4シームとチェンジアップを武器に22年からメジャーに定着。過去2年はいずれも56試合以上に登板しているだけでなく、今季はすでに47試合でマウンドに上がるなどフル回転。一時はクローザーも務めるなどチームを支えていた。パドレスはリリーフ防御率が28日時点でリーグワースト4位の4.19と低迷しているだけに、ブルペンに頼れる駒を追加できたのは大きい。

 ただ、その代償は決して小さくなかった。アダムと引き換えに放出した右腕投手のディラン・レスコ、外野手のホーマー・ブッシュJr.、捕手のJD・ゴンザレスは、いずれも球団上位に入るプロスペクトだ。
 

 22年のドラフト全体15位で入団したレスコは、最速98マイルの速球とチェンジアップを自在に操って三振を奪いまくる剛腕で、MLB公式のプロスペクト・ランキングでは3位。ブッシュJr.は今季1A+の86試合で43盗塁を決めている俊足で、同じくランキング8位。ゴンザレスも“バズーカ砲”と形容されるほどの強肩と強打を兼ね備え、やはり12位にランクされていた。

 ただ、このトレードでパドレスが打倒ドジャースにまた一歩近づいたことは間違いなく、現地のファンも歓喜の声を上げている。

「素晴らしいトレードだ!」
「確かに高額だけど、アダムは今すぐ投げられるもんね」
「このトレードには大きな意味がある!」
「レイズは騙されたね」

構成●SLUGGER編集部

【動画】あのフアン・ソト(ヤンキース)すら翻弄するチェンジアップ。アダムの神ピッチをチェック!
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