ドジャースが夏のトレード・デッドラインで獲得した新戦力ジャック・フラハティが、現地８月３日の敵地アスレティックスで新天地初先発。６回を投げて５安打無失点と貫禄のピッチングを披露した。

　ドジャーブルーのユニフォームに身を包んでの初マウンドは、初回先頭からいきなり連打を浴びたものの、４番ブレント・ルッカーと５番シェイ・ランガリアーズから連続三振を奪ってピンチを脱したフラハティ。２回も先頭打者に安打を許しながらも後続を断って無失点と、打たれても要所を締める粘り強いピッチングを披露した。
  　３回になるとこの日初めてイニング先頭打者を抑えて三者凡退。４回には足に打球が直撃するトラブルがありながらもピッチングを続け、見事無失点に抑える。

　勝ち投手の権利がかかった５回も０点に抑えて見事移籍初白星にリーチをかけると、６回も続投。だが、ここはエラーも絡んで無死満塁のピンチを招いてしまう。だが、さすがはトレード市場の目玉。ここからは落ち着いたマウンドさばきで何と無失点にしのぎ、球場に集まったファンから大歓声を浴びた。

　ここまで99球とあって、この回限りで降板。だが、その堂々たるピッチングにはファンからも惜しみない拍手が贈られ、新しいチームメイトもベンチで祝福した。果たして移籍後初登板初勝利はつかめるだろうか？

構成●SLUGGER編集部

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