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「負傷でまたも先発投手を失った」ドジャースのエース右腕グラスノーが今季2度目のIL入り…専門メディアはレギュラーシーズンでの復帰に「大きな疑問符」と指摘

THE DIGEST編集部

2024.08.19

故障者リスト入りしたドジャースの大黒柱グラスノー。(C)Getty Images

故障者リスト入りしたドジャースの大黒柱グラスノー。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地時間8月16日、今季9勝をマークしているタイラー・グラスノーが負傷者リスト(IL)入りとなったことを発表した。右肘腱炎によるもので、7月の球宴前に腰の張りでIL入りとなって以来、今季2度目となる。

 負傷者に悩まされ続けているドジャースがまたも激震に見舞われた。シーズン終盤に差し掛かろうとしているこのタイミングで、開幕投手も務めた大黒柱が戦列を離れた。ナ・リーグ西地区は、ここにきてサンディエゴ・パドレス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスが猛追を見せ、首位ドジャースとの差を詰めてきている状況でもある。

 残りのレギュラーシーズンやプレーオフの戦いに向け、グラスノーの不在がどんな影響を及ぼすのか。専門メディア『Dodgers' Way』が今後への懸念を示している。

 現地時間8月17日、同メディアは「ナ・リーグ西地区の争いが熾烈になる中、ドジャースは負傷でまたも先発投手を失った」と先発右腕の離脱を報じ、その上で「ドジャース選手の怪我の問題がさらに深刻化している」と強調している。
 
 グラスノーを「今季のエース」と評している同メディアは、「彼の離脱期間は正確には不明だが、少しでも長引くようならば、チームにとって大きな痛手である」と指摘。また、「グラスノーはドジャースのポストシーズン先発ローテーションの先頭に立つと予想されていたが、今シーズンの残り期間に彼が出場できるかどうかは大きな疑問符がつく」などと論じている。

 また、「ドジャースがナ・リーグ西地区で、ダイヤモンドバックスやパドレスといった強豪を突き放すためには、トレードで獲得したジャック・フラーティが好投を続け、クレイトン・カーショウが一日も早く手術前の投球フォームに戻ることを祈るしかない」と主張した。

 ドジャースは17日、セントルイス・カーディナルス戦でボビー・ミラーが40日ぶりの先発登板を果たすも、4失点を喫し、5回を持たずにマウンドを降りている。チームも2対5で敗れ、今後への不安がさらに膨らむ試合展開となった。

 投手の負傷離脱が止まらない今季のドジャース。プレーオフを目指し熾烈さが増すここからの戦いを、最後まで凌ぎ切ることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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