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「最も少ない試合数で40-40」「これで50-50ペースに」“記録ずくめ”の大谷翔平にMLB公式記者も大興奮「我々は本当に幸運だ!」

THE DIGEST編集部

2024.08.24

サヨナラ満塁ホームランで「40-40」を達成した大谷。(C)Getty Images

サヨナラ満塁ホームランで「40-40」を達成した大谷。(C)Getty Images

 記録ずくめのハイパフォーマンスだ。

 現地8月23日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に「1番・指名打者」としてスタメン出場し、4試合ぶりの40号サヨナラグランドスラムを含む5打数2安打4打点、1盗塁と活躍。球団史上初、日本人初、メジャー史上6人目の40-40を達成し、日米を大いに沸かせている。

 試合前の時点で39本塁打、39盗塁としていた大谷。この日は、4回に40盗塁目を成功させると、節目の一発が飛び出したのは、9回裏2死満塁の第5打席だ。左腕コリン・ポシェの初球スライダーを捉え、打球速度105.1マイル(約169.1キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)を計測する右中間への豪快弾となった。

 偉才のメモリアルアーチを受け、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、「Basebal is the best!!」と自身のキャッチフレーズで興奮気味に反応。「これが彼にとって今季126試合目、40-40クラブに到達するのに最も少ない試合数だ」と続け、過去5選手が同記録の達成までに要した試合数を伝えている。それが以下の数字だ。

アルフォンソ・ソリアーノ:147試合(2006年) 
ホセ・カンセコ:151試合 (1988年)
ロナルド・アクーニャJr.:152試合(2023年) 
アレックス・ロドリゲス:153試合 (1998年)
バリー・ボンズ:158試合(1996年)
 
 さらにラングス氏は、「ショウヘイ・オオタニが50-50ペースに乗せている」とも伝えており、「同一シーズンでこの記録を達成した選手はいない」と強調。「オオタニのキャリアを見られる我々は本当に幸運だ!」と感謝を記し、その後も次のような興味深いデータを発信していた。

「オオタニが本塁打数でナ・リーグ首位に立っている。米データ専門会社『Elias Sports Bureau』によれば、1900年以降に本塁打数でリーグトップかつシーズン40盗塁以上を成功させた選手は以下の4人」
1912年:トリス・スピーカー(52盗塁、10本塁打)
1909年:タイ・カッブ(78盗塁、9本塁打)
1909年:レッド・マレー (49盗塁、7本塁打)
1903年:ジミー・シェカード(67盗塁、9本塁打)

「オオタニは本塁打、盗塁がそれぞれメジャー全体で2位だ。過去に両方でシーズントップ2に入っている選手は以下の2人」
1909年 タイ・カッブ
1908年 ホーナス・ワグナー

 なお、同試合に7対3で勝利したドジャースは、これでチームの連勝が「5」。アリゾナ・ダイヤモンドバックスに4ゲーム差をつけ、ナ・リーグ西地区首位を快走している。

構成●THE DIGEST編集部

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