オリックスのアンドレス・マチャドが、26日のロッテ戦で20セーブを挙げて、阪急時代の1986年にアニマル・レスリーの19セーブを抜いて球団外国人投手によるシーズン最多セーブ記録を更新した。
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今シーズンからチームに加入したマチャドは、シーズン序盤は平野佳寿の前を投げるセットアッパーを務めていたが、平野が離脱するとクローザーに配置転換。その後はチームに欠かせないほどの活躍を見せており、同じく来日1年目のアンダーソン・エスピノーザとともにオールスターにも出場を果たしている。3月のデビュー戦で最速162キロをマークしたことでも話題となったが、150キロ前後のチェンジアップが相手打者を苦しめている印象が強い。
後半戦に入ってからは11試合連続無失点の快投。だが、本人はセーブ数のシーズン記録更新ともども「知らなかった」という。それだけ1試合1試合に集中している問うことだろう。「本当に素晴らしいことだと思いますし、これからもファンの皆さんに素晴らしい試合を届けられるように、ゲームを締めくくっていきたいと思います」意欲を語っている。
26日現在で46試合に登板、4勝2敗13ホールド、20セーブ、防御率は1.54と申し分ない成績。エスピノーザ、ルイス・カスティーヨ、ルイス・ペルドモと、チームが今年獲得した外国人投手はいずれも大当たりとなっている。
その中でも、マチャドの奮闘ぶりはとりわけ目立つ。交流戦の巨人戦(6月7日)では、中嶋聡監督が20年8月の就任以来、1度しかさせなかった3連投を自ら申し出た。
中嶋監督は「こちらは(ベンチ登録から)外すつもりではいたんですけど、『行きたい』って言ってくれた」とマチャドの男気を買っていたが、当の本人は「練習前に少し監督と話をさせてもらって、キャッチボールをして別に問題なかったので、チーム助けるために行こうと思いました。アメリカでも3連投は経験があるので問題はないです」と涼しい顔。それどころか、「重要な局面になれば投げると思う」と4連投にも意欲を見せている。
助っ人仲間とはもちろん、日本人選手とも積極的にコミニケーションを図っている姿もよく見られる。自ら率先して日本の野球や文化と向き合っていく姿勢が好成績につながっているのは間違いない。逆転CSへ向けてもう1試合も落とせない状況。マチャドのフル回転に今後も期待がかかる。
構成●THE DIGEST取材班
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助っ人仲間とはもちろん、日本人選手とも積極的にコミニケーションを図っている姿もよく見られる。自ら率先して日本の野球や文化と向き合っていく姿勢が好成績につながっているのは間違いない。逆転CSへ向けてもう1試合も落とせない状況。マチャドのフル回転に今後も期待がかかる。
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