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MLB

元ドジャース&NPB助っ人のクルーズ、大谷翔平に驚嘆「打者としてこれほど優れているとは思わなかった」日本時代のエピソードも「オオタニは笑いながら…」

THE DIGEST編集部

2024.08.27

かつてドジャースに所属していたクルーズ。NPB時代にはロッテ、巨人、楽天でもプレーした。(C)Getty Images

かつてドジャースに所属していたクルーズ。NPB時代にはロッテ、巨人、楽天でもプレーした。(C)Getty Images

 2012~13年にロサンゼルス・ドジャースでプレーし、ピッツバーグ・パイレーツ、ミルウォーキー・ブルワーズ、ニューヨーク・ヤンキースのほか、NPBの千葉ロッテ(14~15年)、巨人(16~17年)、楽天(17年)にも在籍したルイス・クルーズが、「40ー40」を成し遂げた大谷翔平(ドジャース)について口を開いた。

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 現在は母国メキシコのマジョス・デ・ナボホアに所属し、現役を続けている40歳は米紙『Los Angeles Times』の電話インタビューに応じ、「打者としてこれほど優れているとは思わなかった」と語った。

 クルーズはNPB時代に大谷と面識があった。同じく日本ハムに在籍していたルイス・メンドーサと介して話をするようになったという。当時の大谷についてクルーズは、「いい投手になるだろう」と感じていた。「速球、スプリット、スライダーの3つの良い球種を持っていて、速球は100マイル(約160.9キロ)を投げていた」と振り返った。

 親しくなった大谷が打席に入るたび、クルーズは守備位置から「まっすぐ、まっすぐ」と声をかけるようになった。大谷はその言葉を拒否するかのように、ていねいに頭を下げたのだという。

 またある時、大谷から「クルーズさん、クルーズさん」と声を掛けられた。「彼は笑いながら、“Today, you, no chance(今日、打つチャンスはないよ)”と言ってきたんだ」。クルーズが巨人に在籍していた16年、すでに大谷は日本球界を代表する投手になっていた。大谷が当時自己最速の163キロを投じたのは、クルーズが打席に入っている時だった。
 
 16年の大谷は投手として10勝4敗、防御率1.86、打者として打率.322、22本塁打という成績でシーズンを終え、パ・リーグのMVPを受賞。二刀流としてチームの日本一に大きく貢献した。「日本時代から打撃は信じられないほど素晴らしかった。打とうと思えば打つことができたね。彼のバットは鞭のようだった。イチローのバットに似ていると思った」と、クルーズはかつての大谷を形容している。

 現在、大谷はMLBを席巻するような活躍を披露している。「オオタニにとってフィールドが狭すぎるようだ。まるでスローモーションでボールを見ているようだね」と語ったクルーズは、2度目のトミー・ジョン手術から投手復帰を目指す大谷がブルペンで投球練習を始めたと聞くと、「彼はマシーンだから」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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