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大谷翔平が100年以上前の「デッドボール時代」以来の偉業達成か「HR数&盗塁数でMLB2位以内」「本塁打王&40盗塁以上」

THE DIGEST編集部

2024.08.31

記録づくめのシーズンを送る大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地8月28日の本拠地ボルティモア・オリオールズ戦でMLB史上2人目となるシーズン42本塁打・42盗塁を達成。史上初の「43-43」も目前に迫る中、MLB公式サイトは100年以上前の記録を用いて大谷の偉大さを説明した。

【動画】大谷翔平の42号アーチと42盗塁目をチェック!
 MLB公式サイトで現地8月30日に紹介されたデータによると、1シーズンの本塁打数と盗塁数でメジャー全体のトップ2に入った選手は史上2人しかいないという。1人目は1908年のホーナス・ワグナー(当時ピッツバーグ・パイレーツ)で盗塁王(53回)に加えメジャー2位の10本塁打を記録した。

 そして2人目はアメリカ野球殿堂入り第1号選手のひとりで「球聖」として知られるタイ・カッブ(当時デトロイト・タイガース)が1909年に記録したもので9本塁打76盗塁でメジャー首位を達成。加えてこの年のカッブは史上唯一打撃全タイトル制覇を成し遂げている。

 大谷の42本塁打は現在ア・リーグのアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の51本に次いでメジャー2位。42盗塁もナ・リーグのエリー・デラクルーズ(シンシナティ・レッズ)の61回に次いでメジャー2位となっており、3位とはそれぞれ4本、5回の差がついている。大谷がこのままの順位を保てば実に115年ぶり史上3人目の偉業となる。

 また、「HR数リーグ首位&40盗塁以上」は1912年、ボストン・レッドソックスのトリス・スピーカーとフィラデルフィア・アスレティックス(現オークランド・アスレティックス)のフランク・ベイカー以来112年ぶりであり、11発以上での達成は史上初だという。

 ちなみにこれらの記録が達成された20世紀初頭は、ボールの交換をほとんどせず、回を追うごとにボールが柔らかくなり、汚れて打ちにくくなる「デッドボール時代」と呼ばれており、本塁打が出にくい広大な球場でプレーしていたこともあり、盗塁などを重視するスモール・ベースボールが主流だった。

構成●THE DIGEST編集部

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