MLB

「すでに球界トップクラスの投手」11勝目をマークした今永昇太を米老舗メディアも絶賛!「エリートレベルでプレーする時間は十分に残されている」

THE DIGEST編集部

2024.09.01

現地30日のナショナルズ戦で今季11勝目を挙げた今永。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスの今永昇太が現地時間8月30日、敵地でのワシントン・ナショナルズに先発し、6回を投げ4安打8奪三振3失点という内容で今季11勝目をマークした。チームは7対6で勝ち、これで4連勝となった。

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 今永は初回に2点を失う立ち上がりとなったものの、カブスが2回に一挙7点を奪い逆転。打線の援護を受けた今永は3回にソロホームランを浴びたものの、その後、マウンドを任された6回まで失点を許さずクオリティスタートで試合を作った。4回には打者3人を速球、変化球を決め球に、3者連続で空振り三振に仕留めている。
 
 この日も堅実なピッチングをみせチームの勝利に貢献した今永。自身メジャー11個目の白星、また8月中はこれで3勝をマークしており、シーズン終盤を迎えても投球のクオリティは上がってきている印象だ。そして、今季のMLBで大きな話題となっている日本人サウスポーの、米国内からの評価も相変わらず高いようだ。

 米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は現地時間8月30日に配信した今永の特集記事で、「イマナガはルーキーシーズンを通して好調だっただけでなく、野球界トップクラスの新人スター選手のひとりとなった」と称賛。さらに、米スポーツサイト『Bleacher Report』による、メジャー最新ルーキーランキングで、ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズ、サンディエゴ・パドレスのジャクソン・メリルに次いで、今永が3位に入ったことを紹介している。

 このランキング結果を受け『Sports Illustrated』は、「イマナガより上位にランクインしたのは、ジャクソン・メリルとポール・スキーンズだけだった。他の才能ある新人投手よりも上位にランクインしたことは、イマナガがシカゴにとって本当に素晴らしい投手であったことを示している」との見解を示した。

 さらに同メディアは、「30歳のイマナガには、今後もエリートレベルでプレーする時間が十分に残されている」と主張。その上で、「カブスのフロントを務めるジェド・ホイヤーは多くの批判を受けてきた人物だが、イマナガの獲得は昨オフシーズン全体でみても最大の勝利のひとつであり、彼が賛辞を受けるべき重要な決断だった」などと綴っている。

 また、来季以降も見通しており、「イマナガが来シーズンもこの驚異的な成績を維持できるかどうかは注目される。彼はすでに野球界でもトップクラスの投手のひとりになっており、今後の可能性は無限に広がっている」などと期待を込めた。

 もちろん、今シーズン残りのゲームでの登板もあり、どれだけ白星を重ねるかにも関心が高まる。今永の堂々たるピッチングには、引き続き多くの視線が注がれていくことになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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