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「本塁打には集中していない」怪物ジャッジ、17試合ぶりの一発が“逆転グランドスラム”…自己ワーストの記録は「知らなかった」

THE DIGEST編集部

2024.09.14

久しぶりの一発を放ったジャッジ。(C)Getty Images

 久々に怪物のバットから快音が響いた。

 現地9月13日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは、本拠地ボストン・レッドソックス戦に「3番・中堅」で先発出場し、17試合ぶりの52号グランドスラムを含む3打数2安打4打点1四球。前日まで自己ワーストを更新する16試合連続ノーアーチと苦戦していた主砲だが、再び存在感を発揮し、5対4のチーム勝利に貢献している。

【動画】ジャッジの52号グランドスラムを2つの角度から堪能!
 1対4の7回無死満塁という場面、相手左腕キャム・ブーザーと対峙したジャッジは、2ボールから3球目のフォーシームを振り抜き、これが打球速度101.9マイル(約163.9キロ)、飛距離369フィート(約112メートル)を計測する左翼スタンドへの逆転アーチに。本塁打を放つのは、現地8月25日の本拠地コロラド・ロッキーズ戦以来だ。

 大活躍のジャッジは試合後、クラブハウスで取材に応じると、「勝つのはいつでもうれしい。特にここ2戦のようなサヨナラ勝ちはいい気分だ」とコメント。自己ワーストの記録については、「16試合? 知らなかった」と笑みを浮かべ、「本塁打を打つとか、そういうことには集中していない。僕にはやらなければならない仕事がある」と力を込めた。

 また、好不調の波に対する考え方を問われ、「やりながら何かを学んでいくものだと思う。毎年が本当に違う。経験もそれぞれ違う」と回答したジャッジ。「シーズンを全体として見たり、過去16試合、過去8試合とかで見たりしないこと。『今日何をすべきか?』。それを毎試合やっていくだけだ」と続け、今後の戦いに目を向けている。

 なお、逆転勝利のヤンキースは、これで連勝が「3」。ア・リーグ東地区2位のボルティモア・オリオールズに3ゲーム差をつけた。

構成●THE DIGEST編集部

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